AIや機械学習の領域に足を踏み入れてみたい方は少なくないと思いますが、いざ実際に踏み込もうとするとこんな二つの障壁がありそうです。
――ひとつは「優秀なソフトエンジニアの確保」。そしてもうひとつは「大規模な計算資源」。
例えばGoogleが機械学習の分野でリードしているのには、「Data center」という大規模な計算資源が確保されているという側面もあります。
しかしそうなると一般の方にとって機械学習やビッグデータなど大規模な計算処理が必要となる分野は極めて参入障壁の高い分野となってしまいますが、そんな中「さくらインターネット株式会社」が「さくらの専用サーバ 高火力シリーズ」を、2016年9月30日より提供を開始するそうです。
同シリーズでは、NVIDIA 社 Tesla M40 (12GB) を搭載したフラッグシップ「Teslaモデル」と、よりコストパフォーマンスに優れた「Quad GPU モデル」のふたつが用意され、月額85,000円から利用できる計算資源用としては、比較的手頃なモデルとなっています。
▼「さくらの専用サーバ 高火力シリーズ」料金・仕様表
いずれのモデルも拡張性に優れ、メモリは最大1TB、ストレージは最大8台(標準2台+6台)まで増設可能とのこと。
また昨日8月31日より、無償トライアルユーザーの募集も先行して行われています。9月から順次検証機が提供される予定とのことで、詳細は下記URLよりご確認ください。
高火力コンピューティング サービスサイト
https://www.sakura.ad.jp/koukaryoku/
これまで機械学習に興味はあったけどインフラ面で手が出なかった方や、大規模計算資源を使ってみたい方にとっては、まさに朗報ですね!