CMSプラットフォームと言えば、Wordpressを想起される方も多いかもしれませんが、企業によるWebサイトの大規模運営やセキュリティに関して定評があるのが「Movable Type」。
例えばMovable Typeライセンスを取得している大手企業・団体の割合を見ると、
世間一般で言われるCMSプラットフォームの市場シェア率とは大きく異なる側面が見られますね。
こうしたMovable Typeの大手企業や大学などの導入率の高さには様々な要因が挙げられそうですが、個人向けツールとしての使いやすさとノウハウをベースに企業や団体に求められる透明性の提供に寄与してきた結果と言えるかもしれませんね。
またMovable Typeの利用者やファンで組織されたユーザーグループは、北海道から九州まで全国14カ所に拠点を展開中。こうしたグループのメンバーが主催する勉強会やカンファレンスが、各地で毎週のように開催されているのも、Movable Typeの信頼性を保証するものであるとも言えそうです。
さてそんな国内Movable Typeおよび関連サービスを提供するシックス・アパート株式会社が先月30日、「シックス・アパート・ホールディングス株式会社」(SAHD)の100%子会社化されました。
今回のグループ子会社化に関して同社は、
「経営、組織をスリム化し、より迅速な意思決定と製品開発を実現することで、Movable Type 6 の発表以降、売上の伸びが続いているソフトウェア版、セキュリティ対策やメンテナンス性の良さで急速に伸びているクラウド版の成長をより促進するほか、 サービス型CMSである MovableType.net の機能強化や海外展開を進めたい」
と説明しており、これまで以上にクライアントやパートナー各社、ユーザーグループのメンバーとのつながりを深め、信頼性のある、使いやすいソフトウェアやサービスを提供する経営布陣と言えそうです。
Movable Type導入を手がけられているエンジニアの方は、今後さらなる「Movable Type」の機能・サービスの向上が楽しみですね!
▼シックス・アパート株式会社