Webアプリケーションは、ブラウザーさえあればどのような環境でも動作させることが出来るので、近年活用されるケースが多くなっています。
その反面、通常のアプリケーションのようにローンチ前にテストをしっかり行わないと、予想外のエラーを起こしてユーザーエクスペリエンスに悪影響を与えてしまう可能性もありいます。
今回は、7ステップで行うWebアプリケーションのテスト方法を紹介します。
1.ファンクションテスト
アプリケーションの機能を確かめるために行います。
具体的には、リンク、フォーム、Cookie、HTML/CSS、バックエンドシステムが正常に動作するかを見るためのテストを実施。
リンクの間違いや、HTML/CSSの記述ミスなどはユーザエクスペリエンスを低下させるだけではなく、SEO的にも悪影響を及ぼす可能性があるので、気を付けます。
2.ユーザビリティテスト
使いやすさをテストすることも重要で、ナビゲーションやコンテンツが見やすいかなどがチャック項目となります。
統一感があると、ユーザーとしても迷うことなく感覚的に使いこなすことが出来ます。
時間をかけて、ユーザーが使いやすい設計を目指しましょう。
3.インターフェイステスト
データベースやアプリケーションサーバー、アプリケーションが正常に連動して動くかを確かめるために行います。
アドミニストレーター権限で、登録などの処理を行ってみるとアプリケーションサーバーとデータベースがアプリケーションを介して正常に動作しているかどうかがわかります。
4.データベーステスト
データの出処がしっかりしているか、安全に調達されているかを確認します。
5.適合性テスト
Webブラウザーやデバイスなどが多様化しているので、それぞれのブラウザーや端末で実際に開いて確認することが最も確実です。
レスポンシブルデザインが普及して、モバイルデバイスにも対応できるものが多くなってきましたが、インターネットエクスプローラーのようなユーザーが少ないブラウザーなどは思いがけない表示やエラーが出る可能性があるので注意が必要です。
5.パフォーマンステスト
わざと大量のデータ処理を行わせて、クラッシュさせることでその時のアプリケーションの状態を確認することが出来ます。
サクサク動くに越したことはないので、必要であれば画像の圧縮やソースコードの修正などを行います。
6.セキュリティーテスト
インターナルURLをブラウザーに直接貼り付けて検索する、ログインフォームでわざとログインに失敗する、ポップアップの表示許可を確認するなどセキュリティー対策を行います。
悪意を持ったユーザーに荒らされないように万全を期す必要があります。
いかがでしたでしょうか。
上記を参考に、アプリのテストを設計してみてくださいね。
(※本記事は、Web Application Testing: A Quick-Glance 7-Step Guideを翻訳・再構成したものです)