株式会社電通は、8月22日、脳科学者の茂木健一郎氏らと共同で「エンタメ脳ラボ」をウェブサイト上に開設します。
ラボでは、日常空間やさまざまな商品・サービスの中に存在するエンターテインメントを発掘し、それらの価値研究を通じて、新たなプロモーションやコミュニケーション施策を創造していくそうです。
ラボ開設の背景
生活者の消費行動の成熟に伴い、質と絆を重視したソーシャル消費が活発となり、企業が提供する商品やサービスがソーシャルメディアで評価されるようになったことがあります。そのため、商品やサービスには、共通の話題として取り上げられるようなエンターテインメント性が必要だといいます。
こうした状況を踏まえ「エンタメ脳ラボ」は生まれることになったようです。
ラボでの活動
ラボでは、脳科学者ならではの知見を武器に、日常空間に眠るエンターテインメントを発掘・再発見し、情報発信していくとともに、新たなプロモーション施策やコミュニケーション施策を創造し、企業や自治体に提案していく活動を行っていくとのことです。
発掘段階では、ラボ独自の手法でエンターテインメント性の要素や魅力の評価・分析を行います。また、情報発信に当たっては、発掘したエンターテインメントを分かりやすい形に言語化・キーワード化し、映像コンテンツやレポートに仕立てて、ラボのサイトやソーシャルメディア、出版という形で発信し、世の中の共通の話題にしていくそうです。
さらには、そのエンターテインメントを企業や自治体のブランディングのためのプロモーション施策として活用いただくとしています。
エンタメ脳ラボ 概要
研究員
脳科学者・ソニーコンピュータサイエンス研究所シニアリサーチャーの茂木健一郎氏、脳科学者・恩蔵絢子氏、アーティスト・アートディレクターの植田工氏と電通および電通コンサルティングの研究員など10名
茂木健一郎氏が主席研究員を務めるエンタメ脳ラボに、新たなる商品やサービスを生み出すヒントが隠されているかもしれませんね。