世界経済フォーラムの2016年版「ジェンダー・ギャップ指数」で、日本の順位が過去最低の水準にな、りニュースなどで大きな話題になりました。目にした方も多いことと思います。
これを受けて、キャリア女性のための会員制転職サイトLiBz CAREER(リブズキャリア)を運営する LiBが、キャリア女性約70,000名と登録企業データ357社を対象に、ジェンダーギャップについての緊急調査を実施。その結果、働く女性を取り巻く様々な状況が浮き彫りになりました。いくつかのデータを見てみましょう。
緊急調査から分かった主なポイント
■正社員における全体平均給与と女性平均給与の差額
・平均給与差は103.8万円
・50万円~200万円の給与格差がある企業が65%
また、企業ごとの女性割合を調査した結果では、平均給与差額が200万円以上ある企業の女性社員比率は26.3%なのに対し、差額なしの企業の女性社員比率は69.9%であることが判明。女性社員比率の高い企業の方が、給与差が低いことがわかりました。
■「ジェンダーギャップ指数が過去最低」というニュースに対してキャリア女性は,
1位:そのとおりと思う 65.2%
2位:実感がない、意識したことがない12.3%
半数以上のキャリア女性が、実際にジェンダーギャップを感じているということが数字からうかがえます。
■どのような行動が格差是正に繋がると考えるか
1位:一生働く女性の増加 21.0%
2位:男女の同一労働同一賃金の徹底 12.7%
3位:報酬の透明化 12.0%
4位:企業における女性の管理職比率の増加】 11.6%
5位:キャリアプランに関する教育を行う 11.2%
ジェンダー・ギャップ指数のランキングに象徴されるように、まだまだ女性が働く条件にはハンディが多いようですね。
この調査に関する、より詳しいデータは以下のページに掲載されています。関心がある方は、ぜひご覧になってみてください。
https://www.libinc.co.jp/2016/11/global-gender-gap-index/