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あなたは「ユーザー」派?それとも「ユーザ」派?正しい表記について調べてみました

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「ユーザー」と「ユーザ」はどちらが正しい表記なのか?

 

大ざっぱに考えればどっちでもいいんだけど、なんだか妙に気になるものと言えば、IT・Web関連のカタカナ語の「表記」です。

 

その代表格は「ユーザー/ユーザ」、そして「サーバー/サーバ」です。最後の「ー(長音符号)」をつけるのか、つけないのか……みなさんはどっち派でしょうか?

 

仕様書や提案書を書くときなど、できるだけ正しい表記で書きたいものですよね。というわけで、一体どちらの表記が正しいのか気になったので調べてみました……が!結論から言うと、正解はありませんでした。

 

これまでの簡単に経緯を確認すると、JIS規格という表記を定める基準に従えば「ユーザ」「サーバ」と省略するのが正解。しかし共同通信の記者ハンドブックや文化庁が定める表記基準によれば「ユーザー」「サーバー」と長音符号をつけるのが正解となっています。

 

そもそもの段階で表記の混乱が見られますが、あろうことか2005年にJISは「長音符号をつける表記も誤りではない」とまさかの歩み寄り。結果、現在の「ほぼ無法状態」ができ上がったことになります。

 

しかしこれではらちが明きませんので、視点を変えてさらに調べてみることにしました。

 

まずはGoogleトレンドによる調査。

 

user

 

想定内ではありますが、やはり「ユーザー」表記のほうが使われているようです。

 

serv

 

一方で、2005年段階ではやや上回っていた「サーバ」は、2006年あたりに「サーバー」と拮抗し始め、2010年から引き離される格好になっています。

 

一般的な使用例においては「長音符号つける派」の優勢が見られますね。

 

では、外来語ゆえにネイティブの発音と近い発音はどちらなのでしょう?

 

▼「User」の発音

 

 

きわどいですね……イギリス英語では「ユーザ」、アメリカ英語の発音では「ユーザー」が近そうですが、どちらも連呼(?)されているところでは「ユーザ」がより近く感じます。

 

結論

以上の結果から言えることは、「ユーザー」と長音符号をつけておくのが無難。でも「私ちょっと違うんです」や「私ってちょっと知的なんですよね」アピールをしたい時は長音符号をつける使い分けもアリ、ということでいかがでしょうか?

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