キャリアが始まると、ゴールを達成するために、週7日24時間働かないと行けないと思う人が多いものです。
特に若い人で体力は無限にあると思っている方々。確かに頑張って働くことはトップに立つのに必要なことですが、すぐに仕事に休みはないのだと気づくでしょう。
バランスが大事
マラソンを思い浮かべてください。レースの最後に激走している人なんていませんよね。ランナーは体力を分配しています。これを仕事に当てはめてみましょう。いつも100%の全力疾走をしたくとも、体力には限界があります。休むか、体力を分配することは避けられないのです。生産性への鍵はもっと働くということではないかもしれません。働く量を減らすことが生産性へ繋がっていることが多いのです。
なぜメディテーションか?
仏教徒やモンクは、メディテーションを何百年に渡って行ってきました。今日、世界でもっとも成功している起業家やクリエイティブな人たちは、頭をすっきりさせるためにメディテーションを行っています。人が世界を理解しようとする時に、自分の内側を見つめることは偶然ではありません。多くの文明で長い間行われてきたことなのです。
最初のステップ
私が初めてメディテーションを行った時は、すごく気が散ってしまいました。集中するのがもともと苦手だったのですが、始めてからというもの気が散ることはなくなり、集中することができました。
嬉しいことに、メディテーションは一日の間に、クリエイティブな仕事をした後にできるツールなのです。10分から20分のメディテーションのセッションで生産性がグンとよくなりますし、仕事が終盤の3:30~4:30に生産性が落ちてしまうことも避けられます。
メディテーションの詳細
メディテーションのやり方はいろいろありますが、おすすめするのはAnapanasatiと呼ばれるブッダ自身が行ったものです。目標は、コントロールをしようとすることなく、自分の呼吸を観察することです。簡単に聞こえますが、これが難しいのです。
まず始める前に、携帯電話の電源を切ったり、窓を閉めて外の音を遮断しましょう。
最初のステップは、自分のポジションを見つけること。足を組んで座禅をするのが好きな方もいれば、仰向けで枕の上に寝るのが好きな方もいます。どちらでも良いです。
次のステップは、呼吸を穏やかにすることで、ゆっくりと体が呼吸をコントロールできるようにしていきます。胸からではなく、お腹から呼吸をしてください。一番大切なのは、一旦何かを考え始めてしまったら、自分の意識を呼吸に戻していくことです。これは何回かやるうちにうまくできるようになっていきます。
結論
これから自分の目の前に何が起きていくのかを知りたいものですが、残念ながら私たちには将来は読めません。ただできることは、メディテーションを通してマインドを研ぎ澄ませておくことです。今度昼寝をする代わりに静かな場所を見つけてメディテーションをしてみてください。
※本記事は、How meditation can help you be a better creativeを翻訳・再構成したものです。