ファーウェイ(Huawei、華為技術)は、HUAWEI CONNECT 2016で同社のBES Cloudソリューションを発表しました。写真右はキャリア・ソフトウエア事業部門バイスプレジデントのモーリス・マー氏、左はBES as a Service Productゼネラルマネジャーのジアン・グアン氏です。
BES Cloudは、新世代のBSSであるBES(Business Enabling System)向けSaaSベース・モデルの提供を通じて業界をリードするBSSソリューションを開発するといいます。これはファーウェイの現行コミットメントを象徴するものです。
デジタル・ネイティブ・アーキテクチャー上に構築されたBES Cloudは、世界規模のクラウド・インフラストラクチャーに加え、柔軟かつスケーラブルなプラットフォームを活用して高度設定ができるOOTB(アウト・オブ・ザ・ボックス)ソフトウエア機能のスイートを提供するといいます。
このシステムは、わずか3カ月で展開し稼働することができ、総所有コストを最大45%軽減するとしています。
ファーウェイのBES Cloudは、BSS Lite CloudとCommerce Cloudを含み、CRMから新興ブランド、小規模、中規模のモバイル・オペレーター向けの請求書発送まで、エンドツーエンド・ソリューションを提供します。
Commerce Cloudはオンプレミス・システムに統合可能なソリューション。オペレーターがデジタル・運用モデルに移行する際に直面する課題に対処してくれるそう。
また、カスタム化可能なUIおよびウェブ・フロントエンドを装備し、柔軟なメタデータ主導モデリングおよびオートスケーリングを取り入れたクラウドベースのマルチテナント・アーキテクチャーを特徴としています。
ファーウェイは顧客中心の設計原則に完全に焦点を合わせており、Commerce CloudはNPSの向上と完全に組織化されたオムニチャンネル環境における注文コンバージョン率を高めることもできるとしています。
ファーウェイは世界をリードする情報通信技術(ICT)ソリューションのプロバイダーで、同社の革新的なICTソリューション、製品、サービスは170の国・エリアで使用され、世界人口の3分の1以上に提供をしています。