賃貸物件で大きなシェアを誇るレオパレス21は株式会社グラモと提携し、スマートフォンによる家電制御システム『Leo Remocon』を新築全戸に導入することを発表しました。
『Leo Remocon』は、現在グラモが販売しているスマートフォンによる家電制御システム『iRemocon』をベースにレオパレス用にカスタマイズしたものであり、この発表によりレオパレスはスマートハウス事業をより一層加速させると考えられます。
iRemoconとは?
iRemoconに家電のリモコン信号を学習させることによって、自宅や外出先からスマートフォン(iPhone/Android)で様々な家電をコントロールすることができる家電製品です。
複数のリモコンを一括管理するリモコンが一時期話題になりましたが、いわばそれのスマートフォン版です。
グラモがiRemoconを発売して以来、一般のユーザーだけでなく、スマホを利用して手軽にホームオートメーションが実現できる機器として、マンションデベロッパーやハウスメーカー等が販売する部屋に標準採用されるなど、建設業界から注目を集めています。
どのような使い道が?
外出した後にエアコンを消したか心配になったことはないでしょうか?長時間の外出中にエアコンをつけたままなんて考えたくもないですよね。そんな時にiRemoconがあると、外出先からいつでもスマートフォンでエアコンを消すことが可能です。
また、帰宅前に蒸し暑い家に帰りたくないという人は、家に着く30分前からクーラーをつけておくことも出来ますし、自宅の湿度や温度の情報がスマートフォン上でわかるので、ペットがいる家でも安心です。
家の中でも、複数のリモコンを操作することなくスマートフォンから一括で家電の管理ができるようになるのも便利です。そのほか、音声認識機能や自動で家電を制御してくれる機能も搭載されています。
環境センサー画面
Leo Remoconとは?
レオパレス用にiRemoconを再開発したものがLeo Remoconです。iRemoconと同様に、レオパレス21に標準で備え付けられている家電はもちろん、赤外線リモコンに対応している家電ならばスマートフォンから遠隔で操作ができます。室内の温度・湿度・明るさの情報も入手可能です。
レオパレスは入居者が手軽にスマートハウスを体験できるよう専用のアプリを提供し、Life Stick(レオネット)対応等の独自機能も追加しています。
10月に完成する物件より順次このシステムを標準搭載するとのことです。
レオパレスという大きな影響力を持つ企業が参画し、賃貸で一気に普及することによって、スマートハウスの考えは数年後には当たり前になるのかもしれません。
▼ iRemocon HP