「市場最低・最適価格」でメガネ界に革新を引き起こした「JINS」を展開する株式会社ジェイアイエヌですが、同社はメガネ型ウェアラブルデバイスの開発も手がけていることをご存知でしょうか?
そのウェアラブルデバイスは「JINS MEME」という名で、これまでのメガネ型ウェアラブルデバイスとは、そのコンセプト面で一線を画すデバイスとなっています。
つまりこれまでのメガネ型ウェアラブルデバイスが「近くないものを近くに見せる」ことを志向していたとするならば、この「JINS MEME」は「自分(の内側)を見る」ことに主眼が置かれています。
なかでも「3点式眼電位センサー」を搭載している「JINS MEME ES」は、装着している人の「瞬き」や「視線移動」を検知することができます。これにより視線による様々なデバイスの操作はもちろん、無意識下の眼球の動きには感情や思考など「人のココロ」を読み解く情報が豊富に含まれていることから、「眠気」や「集中」状態を把握することまでできるそうです。
なんともすごい話ですが、この「JINS MEME」の「視線の動きでさまざまなデバイスが操作できる」という特性を活かして、同社は「FOLLOW YOUR VISION」プロジェクトを推進しています。
同プロジェクトはALS(筋委縮性側策硬化症)患者支援を目指すもので、体を動かす運動ニューロンが徐々に壊れてしまうALS患者は世界に約40万人、日本に9,200人超存在します。
ALSを発症すると進行速度が速くやがて体を動かせなくなってしまうのですが、同プロジェクトはALS患者が眼球の動きだけは機能を維持できることに着目。「JINS MEME」を用いれば、体を動かせなくてもさまざまなデバイスの操作は行えるので、上記動画のような「DJ+VJ」という表現行為も可能になりますね。
まさに「FOLLOW YOUR VISION」プロジェクトが掲げるミッション「すべての人に表現の自由を」を実現させるウェアラブルと言えそうですが、「JINS MEME」が操作できるデバイスは、下記のとおり。
・メール
・ドローン
・車いす
・テレビ
・ロボットアーム
・エアコン
・電灯
・カメラ
実に多岐に渡りますね。「JINS MEME」の登場でメガネ型ウェアラブルデバイスの可能性が広がったと言えるのではないでしょうか!
「JINS MEME ES」
¥39,000(税別)
「FOLLOW YOUR VISION」