同時通訳のノウハウでオフィス内英語学校サービスを提供する株式会社テンナイン・コミュニケーションは、英語格差に関する意識調査を7月に実施。調査結果をまとめ公表しました。
調査概要と回答者プロフィールは次のとおりです。
(1) 調査概要
方法:ウェブにより実施。
期間:7月15日~21日
調査対象:部下の人事評価、または人事に関わっている一般企業の経営者・役員及び会社員
有効サンプル数:200名
(2) 回答者プロフィール
性別:男性:女性=約9:1
調査対象:合計200名
一般企業の会社経営者・役員23名
一般企業の会社員177名
企業区分:日系(国内)企業:外資系企業=約1:1(52.5%:47.5%)
「英語力」の習熟度により半数が年収格差を感じている、外資系企業では6割超
英語の習熟度による年収の格差について、「感じる」(49.5%)、「感じない」(50.5%)とほぼ拮抗する結果になったそうです。日系(国内)企業と外資系企業では、「感じる」と回答したのが、日系(37.1%)に対して、外資系(63.2%)と外資系企業で年収格差を感じる割合が高いことがわかりました。
「英語力」の習熟度による年収格差の程度は1.5倍程度が最多、外資系では2倍以上が3割
前問で「感じる」と答えた回答者にどのくらいの差を感じるのか尋ねたところ1.5倍程度 (31.3%)と回答した方が最も多く、1.3倍程度(20.2%)と続き、1.3~1.5倍程度の年収の格差があると感じている人が約半数を占めました。2倍以上の格差があると感じている層も2割以上いることが判明しました。
日系企業では1.3倍(30.8%)、外資系企業では1.5倍(33.35%)が最も多く、全体的に外資系の年収格差が大きいという傾向に。また、外資系では「2倍程度」18.3%、「2倍より大きい」11.7%を合わせて3割となり、日系の15.4%を大幅に上回ったそうです。
「英語力」の習熟度による昇進スピードの格差、約半数が「ある」外資系では6割超
「ある」(49.0%)、「ない」(51.0%)とほぼ拮抗する結果となったものの、外資系(63.2%)に対して、日系(36.2%)と、外資系企業で英語力が昇進に与える影響がある会社が多いことがわかりました。
その他、調査結果から
・昇進格差は約半数、30代から差がつく傾向が高い
・外資系企業での昇進格差は6割超、20代から差がつく率も高い
・英語力が採用可否に関わるが半数を超える
・外資系では中途採用時の英語重視が目立つ
ということもわかりました。
この秋、自己研鑽に英語力を磨いてみては?