テクノツール株式会社はフィンランド生まれの世界最軽量の装着型マウス「Zono(ゾノ)」を本日より発売しました。
福祉用具として頸髄損傷や神経難病、脳性麻痺といった様々な症状の方も使用可能だそうです。また、病院や作業現場など両手がふさがる環境でのPC操作にも利用できるとのこと。
Zonoは、高精度ジャイロを軸としたハイスペックマウスで、身体の一部に装着したZonoの動きをマウスポインターの動きに変換します。わずかな動きも捉えタイムラグがなく非常になめらかな使い心地。
マッチ箱ほどのサイズで、わずか23gという軽さ。装着時のストレスはなくベルクロやヘッドバンドといったオプションも充実。最も動かしやすい場所に装着することができる優れもの。
開発元はフィンランドのQuha社。操作性や機能面も含めたユーザービリティを重視したのに洗練されたデザインが高ポイントでは?
ユーザー補助機能として、小さな動きを大きくすることも、反対に大きな動きを小さくすることもできるそう。さらに振戦や不随意運動の影響を抑える「震え補正」、一定時間止めておくとクリックする「オートクリック」など、個々の身体機能に適した補助機能を搭載しています。
基本的にソフトウェアとの組み合わせによりPCのあらゆる機能をマウスポインターの動きだけで使うことができますが、Zonoにはスイッチを2つ接続可能でダブルクリックや右クリックをすることもできます。
「Zono」は標準価格90,720円(税込)と正直、高めですが、自治体が行う「日常生活用具給付等事業」における「情報・通信支援用具」として、公費給付が受けられる可能性があるそうです。
まずは見積書とカタログをもらわれてから各自治体に申請して購入を検討されてみては?