毎年米国ロサンゼルスにて開かれる世界最大のゲームエキスポ「E3(Electronic Entertainment Expo)」が今年も開催されました。
そのレポート記事が徐々に出始め、その内容が明らかにされつつありますが、本稿ではヘッドマウントディスプレイを装着してプレイする「VR(バーチャルリアリティ)」ゲームのレビュー記事をご紹介したいと思います。
なんでも今年のE3では「そこら中にVRゲームが出展されていた」とのことで、世界のゲーム開発者たちの熱い眼差しが感じられますね!
2016年E3でプレイしたVRゲーム7つの感想
【1】Statik
PlaystationVR向けに開発されたVR版脱出ゲーム「Statik」。目が覚めると、手がパズルボックスの中に入っている状態からスタートします。
このゲームのミッションは二つで、「コントローラー上のすべてのボタンがパズルボックスにどのような操作をもたらすのかその機能を理解すること」と「部屋にあるものを使ってパズルを解くこと」。この小さなパズルボックスの仕掛けがかなり知的で面白いそうです。
【2】Serious Sam
こちらの「Serious Sam」は、人気FPSシリーズのVR版です。両手に持った銃で、モンスターを撃ちまくったり、遠方からのスパイプ射撃もできます。
ただ実際にプレイした感想は、銃の動きにちょっと難があるそうでグラフィックにも不満点があったとか。
【3】Feral Rites
プレイした人の感想によると、いい意味で2001年を思わせる作品だそう。三人称視点のアクションゲームで、トラに変身しながら敵と格闘します。
この手のゲームはPS2にてたくさんリリースされていましたが、それを想像していると本作ではぶちのめされるほどすごい、とのことです。
【4】The Unspoken
こちらは魔法使いとしてプレイヤー同士で戦える一人称視点のバトルゲーム。火の玉を投げたり、呪文を唱えたり、魔法のシールドを作りますが、他のプレイヤーも同じことをしてきます。
じゃんけんっぽい要素があるそうですが、多人数でプレイしたら面白そうですね。
【5】Farpoint
こちらの作品はこれまでのFPSの体験とVRを融合しようという試みで作られているそうで、実際に周囲を見渡すときは自身の目とアナログスティックの操作で行うそうです。
プレイした感想は「モンスターシューティングゲームのVRを実現してくれてありがとう!」だそうです。
【6】Wilson’s Heart
体験プレイした人の言を借りれば、本作は「これまでプレイしたゲーム/プレイできなかったゲームの中で最高のゲーム」と激賞されていました。
プレイヤーは精神病院に閉じ込められた老人の主人公となり、恐怖を乗り越えてステージを進んでいくホラーゲームですが、「E3の会場にいることを忘れてしまうほどの引き込まれ度」とのことです。一体どれだけ恐いんでしょう…??
【7】Final Fantasy XV VR (体験版)
鳴り物入りで登場した本作ですが、実際にプレイした感想は「過大評価だし、事故と言ってもいいレベル」とのこと……。さらに「突貫工事で作ったFPSゲームのようだ」との感想もあり、体験版とは言え人気タイトル「FF」はVRにおいて厳しい船出となるかもしれません……。
まとめ
というわけで、ゲーム体験者にとってVRゲームと言っても悲喜こもごもな結果だったようですが、これらVRゲームはまだ産声を上げたばかり。VRゲームの可能性は今後さらに追及されていくことでしょう!
(※本稿は「The Best (and Worst) Virtual Reality
Games We Played At E3」を参考にしたものです)