2016年12月に、Adobeに所属しているWebディベロッパーにアンケートを取りました。ここでいくつかの興味深い結果をご紹介します。
1.Adobeには多くのWeb開発者がいる
多くの人は、Creative Cloud製品(PhotoshopやIllustratorなど)によりAdobeを知っているかと思いますが、多くの製品はクラウド、又はWebベースです。そのため、開発者中の49%がWeb開発者です。
2.JavaScriptなしにCSSは書けないが、逆はおそらく可能
Web開発者のほぼ全員がJavaScriptで開発をしており、CSSのみ行う開発者は0.5~2.4%のみです。
一方、CSSを使わないJavaScriptのみの開発者は22.7%から30.1%です。
3.Web開発者は他に、どの言語を好むか
JavaScriptとCSSの他に、次の3つの言語が、非常に高い率で使われていました。
Shell scripting / Java / C#
Shell scriptingはおそらくクライアントサイドWeb開発の複雑性が大きくなっているため、またJavaとC# は、Webフロントエンドとバックエンドの開発が未だ緊密に関係しているためでしょう。
4.Web開発者たちはチームとして働くのが上手
Adobeでは関わり合いを持つことを大切にしています。
例えば、純粋なJavaScriptの開発者は、問題が発生する「前」にチームメイトにアドバイスを求める傾向があります。
一般的なWeb開発者は何か問題が発生して困っている「最中」に助けを求める傾向にあるのではないでしょうか。
Adobeでは、開発者は内部での関係の強化や他の開発者から学ぶ能力を強化することができます。
5.Web開発者はSlacker
Adobeでは多くのWeb開発者たちが内部コミュニケーションにSlackを使い、同僚からの助けやアドバイスを求めたりしています。
6.Web開発者はいろんな場所で情報を求める
全体的に、Web開発者は他の開発者に比べて多くの情報源を利用しているようです。
例えばGoogle、Stack Overflow、Reddit、GitHubそしてブログなどです。
7.Web開発者はAdobe I/Oが大好き
Adobeの他の開発者に比べ、約2倍の数のWeb開発者がAdobe I/Oを使って調べものをしていて、Adobe I/O APIを自身のウェブアプリケーションの中で使用しています。
※本稿は「What we Learned About Web Developers at Adobe — just by asking」を翻訳・再編集したものです。