女性活躍推進法施行以来、女性が活躍できる社会の実現に向けた取り組みが一気に加速。企業担当者向けセミナーや女性フォーラムなども、全国各地で相次いで開催されています。
しかし、このような女性活躍推進の機運について、実際のところ、男性はどのように感じているのでしょうか。ちょっと気になりますよね?
そんな今、タイムリーな調査データが発表されました!ショップジャパンが、2016年8月に、首都圏で働く20~50代の会社員を対象にダイバーシティに関する調査を実施。その調査レポート第二弾として、女性活躍推進に対する「男性の本音」をまとめ公開しました。その一部を、以下にご紹介します。
今の職場で女性の活躍をサポートしたい男性は4割
現在の勤め先における女性活躍推進について、「女性の活躍を自分もサポートしたいと意識するようになった」と回答した男性は43.3%。男性の約4割しかいないことが分かりました。
また、「女性社員の活躍が会社にとってプラスになっている」と回答している男性も約半数しかおらず、女性活躍に対して前向きな意識を持っている男性が未だに少ないことが分かりました。
男性の本音は微妙?女性活躍に対する焦りや不満も…
《男性の本音1》男性の3人に1人が、女性の方が重視されているように感じている
「男性より女性が重視されているように感じている」という問いに対し、「あてはまる」と回答した男性は34.0%となり、男性の3人に1人が女性の方が重視されているように感じていることが分かりました。
《男性の本音2》男性の4人に1人が、女性の方が評価され、昇進が早いと感じている
「女性の方が評価される、または昇進が早いように感じる」という問いに対し、「あてはまる」と回答した男性は29.6%となり、男性の4人に1人が女性の方が評価され、昇進が早いと感じていることが分かりました。
《男性の本音3》男性の4人に1人が、女性活躍のシーンが増えて焦りを感じている
「女性活躍のシーンが増えて焦りを感じる」という問いに対し、「あてはまる」と回答した男性は26.3%。4人に1人が女性活躍のシーンが増えて焦りを感じていることが分かりました。
ちなみに、ショップジャパンの社内調査では、インターネット調査よりも女性活躍に対して前向きな意識を持っている男性社員が多かったそうです。このあたりは、業種や事業内容によるところも多いかもしれませんが、いずれにしても、男性はちょっと微妙な心境を抱えているようです。しかし、いずれにしろ、今後、女性活躍を含むダイバーシティの推進は進められていくはず。徐々に意識を変えることも必要かもしれませんね。