今年の6月末に、レンタルサーバー会社のエックスサーバー株式会社から無料でSSL(共有SSL)化できるサービスが提供されました。
■参考記事
エックスサーバーがSSL暗号化通信対応サービスを「無料」で提供開始!
https://seleqt.net/programming/xserver-ssl-service/
そして昨日17日、エックスサーバーからWordPressを無料で「独自SSL」化できる機能が提供開始となりました。
以前の無償で提供されたものはあくまで共有SSLだったので、独自ドメインで運営しているWebサイトはSSL通信をした際に「ドメインが変わってしまう」ことになります。
例えば共有SSL通信で弊サイトSeleQtにアクセスした場合、下記のようになります。
例)共有SSLの場合
・通常通信時のURL
・SSL通信(共有)時の場合
https://○○○○○○○○.ssl-レンタルサーバー会社のドメイン.jp
通常通信に比べSSL通信のほうが安全性は高いものの、いきなり見たこともないURLに飛ばされると「あれ?」となってしまうかもしれません。これが特にECショップの決済ページだと不安になってクレジットカード情報を入力するのをためらう利用者も少なくなさそうです。
ところが「独自SSL」だと、独自ドメインのままのURLでSSL通信ができますのでURLは変わりません。
今回無償提供される「独自SSL」機能は、WordPress専用のレンタルサーバー&クラウドサービス『wpX』にて、管理ツールからの簡単な操作のみでドメイン認証型SSL証明書「Let’s Encrypt」を設定することが可能となっていて、一度設定すれば自動的に有効期限が更新されるため、導入後の負担もないそう。
さらに「SSL化補助」機能もあわせて提供され、すでに運用中のWordPressサイトを常時SSL化する際に生じる、「一般設定」「テーマファイル」「投稿記事」などに含まれるサイトアドレスの変更や.htaccessを用いたリダイレクトの設定などの複雑な作業が一括で実行でき、常時SSL化することが可能となるそうです。
ECサイト運営者ではない方も、Wordpressではコメント入力欄や問い合わせフォームにSSL通信は有効です。
WebサイトのSSL通信化の波は今後も続きそうですね。エックスサーバーをご利用になっているWordpress運営者は、同サービスを一度検討されてみてはいかがでしょうか?
『wpX』レンタルサーバー詳細ページ
https://www.wpx.ne.jp/server/service/ssl.php
『wpX』クラウド詳細ページ