e-コマースウェブサイトが使われ始めた後でも、やはりモールは、大事な生活の一部です。時々、ついつい足を運んでしまいます。また、モールは世界経済と同じように、地方の重要な資産です。
総賃貸可能面積を基にした、世界で最も大きなモールのリストをまとめました。総賃貸可能面積、またはGLAは、商業賃貸に利用可能な総スペース(床)を表します。一方で、総床面積は、壁を含む施設内の総面積です。
15. New Century Global Center
画像提供:liuzusai
所在地:中国、成都
開店:2013年
総賃貸可能面積:400,000平方メートル
延床面積に関しては、中国のNew Century Global Centerが世界で最も大きな建物です。(1,700,000㎡)そのサイズは、3つのペンタゴン、または246のサッカー場に匹敵します。内部は、人工的なベンチや映画のある、巨大なウォーターパークです。また、アイスリンク、オフィススペース、1,000部屋あるインターコンチネンタルホテルといった施設でもあります。
14. Central World
CentralWorld Square | 画像提供: Imtaiki [CC BY-SA 4.0]
所在地:タイ、バンコク
開店:1990年、または2006年
総賃貸可能面積:187,046平方メートル
1990年に、バンコクのCentralWorld Mallは最初“World Trade Center’”として発表されました。2003年には拡大に伴い、Central World Plazaへと変わりました。またモールは、バンコクのSiam Paragonモールと競合するために、改修を繰り返しました。その後2006年に、やっと名前がCentral Worldに変わりました。
モールには、600近くの小売店や45のストーリーオフィス、17,000㎡のコンベンションホールを持つ5つ星ホテルなどがあります。複合体全体は1,024,000 m2の面積に位置しています。
13. SM Mall of Asia
SM Mall of Asiaと周辺エリア | 画像提供: Lawrence Ruiz
所在地:フィリピン、ベイシティ
開店:2006年
総賃貸可能面積:432,891平方メートル
SM Mall of Asia、またはsimply SM MoAは、現在フィリピンで4番に大きなモールです。2006年に開店した時より、順位が下がっています。
モールには、ハイパーマーケット、IMAXシアターと3つの異なる映画館があります。メインのスポーツアトラクションは、3階にある、オリンピックサイズのアイススケートリンクです。(フィリピンでは初めてです)2017年には、有名なアジアスケートコンペを主催しました。
SM Mall of Asiaには、オフィス専用の6フェーズの商業施設であるE-comセンターもあります。複合施設全体は、70ヘクタール近くあります。
12. Persian Gulf Complex
所在地:イラン、シラーズ
開店:2011年
総賃貸可能面積:450,000平方メートル
延床面積に関しては、イランでは3番目に、世界では12番目に大きなモールです。しかし、店舗総数(2,500)の点では、イランで2番目に大きいモールです。
複合施設内には、ボーリング場、6つの映画館、3つの遊園地(1つは屋外)、ゲームコーナー、2つのスイミングプール、ハイパーマーケットがあります。
11. 1 Utama
所在地:ペタリンジャヤ、マレーシア
開店:1995年
総賃貸可能面積:465,000平方メートル
クアラルンプール近くのペタリンジャヤにある1 Utamaは、マレーシアで最も大きなショッピングモールです。東南アジア最大の屋上庭園、クロスファイアアーケードセンター、巨大な36レーンのボーリング場があります。モールの中には、他の6つのレクリエーションスポーツセンターがあります。
複合施設全体は2段階で建設され、最新の施設は、2011年8月19日に一般公開されました。公式番号によると、60,000人以上の人々が平日に1回1 Utamaを訪れ、週末になると、120,000人の人々が訪れているようです。
10. Isfahan City Center
Isfahan City Centerのエントランス | 画像提供:Ehsan shariati/Wikimedia Commons
所在地:イラン、イスファハン
開店:2012年
総賃貸可能面積:465,500平方メートル
イスファハン市内中心部にあるIsfahan City Centerは、面積が600,000 m2、総床面積が465,000㎡の、イランで2番めに大きなモールです。また、世界で最も大きなモール美術館でもあります。(モールには美術館もあります)
The City Centerには、レストランやエンターテイメントセンター、ハイパーマーケット、ホテル、700以上の小売店があります。複合体全体は4段階で構築されました。
9.SM Seaside City Cebu
SM Seaside City Cebu | 画像提供:Lucky Ambago
所在地:フィリピン、セブ
開店:2015年
総賃貸可能面積:470,486平方メートル
SM Seaside City Cebu(SM City Cebuと間違えないようにしましょう)は、85億ポンド(約6億米ドル近く)のプロジェクトであるSM Seaside Complexで栄光に輝いた、住宅、オフィススペース、ホテルなどがあるモールです。
このモールは、18レーンがあるボーリング場や、オリンピックサイズのスケートリンク等を持つアミューズメントセンターです。また、大判映画館(IMAXに類似)や、6つの異なる映画館を持つ施設でもあります。
モールの中央には、シーサイドタワーとして知られている、高さ150mのタワーがあります。最上階の展望デッキでは、街を360度眺めることができます。
8. SM Megamall
SM Megamallのファッションモール (Mega D) | 画像提供:Rio Hondo/ Wikimedia Commons
所在地:フィリピン、マンダルヨン
開店:1991年
総賃貸可能面積:474,000平方メートル
マニラの大都市である、マンダルヨンに位置するSM Megamallは、フィリピンで2番目に大きなモールです。25エーカー以上の土地に位置し、小売店やレストランを含む、1,000以上の店舗があります。
モールには4つのセクション、または建物があります。
・Mega AとBはメインのモールです。
・Mega Cは駐車場兼オフィス施設です。
・Mega Dにはいくつかのファッション小売店があります。
2つの主要な建物の間に16,000㎡のアトリウムがあります。
7. SM City North EDSA
SM City North EDSA | 画像提供:Ramon FVelasquez
所在地:フィリピン、ケソン
開店:1985年
総賃貸可能面積:498,000平方メートル
SM City North EDSAモールは、フィリピンでは1番に、世界では7番目に大きなモールです。また、SM Supermallsの最初の不動産プロジェクトでもありました。1985年に発表された時、総床面積は120,000㎡でした。モールが現在の規模に達したのは、一連の再開発および拡張プロジェクト(2006年以降)の後からです。
複合施設全体は、元の建物を除く5つのブロック、または別館に分割されます。5ブロックのうち、2つはオフィススペース、他の2つは駐車専用です。残りのブロック(annex2)は、小売アウトレットやレストラン、エンターテイメントの機能を持っています。
6. ICONSIAM
チャオプラヤ川に渡るIconiamショッピングモール| 画像提供:Chainwit. [CC BY-SA 4.0]
所在地:タイ、バンコク
開店:2018年
総賃貸可能面積:525,000平方メートル
バンコクの新しい不動産アトラクションのひとつであるICONSIAMは、タイで2番めに大きなモールと同じような高さの2つのビルを含む、ショッピング兼住宅地です。
モールには、525,000㎡の小売フロアスペースがあり、1,000以上の店舗があります。そこには、タイでは初めてで唯一の、Apple Storeが含まれています。Iconsiamには、展示ホールと遺産博物館もあります。
プロジェクト全体の費用は約16億ドル、540億バーツです。
5. CentralPlaza Westgate
所在地:タイ、ノンタブリ
発足:2015年
総賃貸可能面積:550,278平方メートル
次は、バンコクから外れたノンタブリに位置する、タイのCentralPlaza Westgate(または、Bangyai)をご紹介します。6階建てで、全階550,278
㎡の面積を持ち、世界で5番目に大きいIKEA(50,278㎡)を含めた、1,000以上の店舗があります。タイ最大の不動産開発会社であるCentral Pattanaが所有および開発しています。
4. Golden Resources Mall
Golden Resources Mallの第2面 | Wikimedia Commons
所在地:中国、北京
発足:2004年
総賃貸可能面積:557,419平方メートル
Golden Resources Mallは、6階以上、約560,000㎡近くのエリアがある、中国で3番目に大きいモールです。2004年10月20日に完成した後は世界最大のモールになり、2005年までそのポジションを維持しました。これは、アメリカのモールの1.5倍の大きさです。
当初、Golden Resources Mallには、毎日のように大勢の人が来店すると予想されていました。しかし、郊外に位置し、商品の値段がが高すぎることから、実際の来店者数は、特に最初の数年は物凄く少なかったです。
3. SM City Tianjin
SM City Tianjinの鳥瞰図SM | 画像提供:sminvestment.com
所在地:中国、天津
発足:2016年
総賃貸可能面積:565,000平方メートル
総賃貸可能面積を基にすれは、SM City Tianjinは、世界で3番目に大きなモールです。これは、フィリピンに拠点を置くSM Supermallsによって建設された、中国で7番目に新しいモールです。モール全体の総面積は436,000 ㎡です。
SM Tianjinの独特なデザインは、中央の丸い建物が3つの葉のような楕円形の建物に囲まれており、上から見ると花に見えます。これは、アメリカの建築設計会社、arquitectonicaによってデザインされました。
開店から数週間以内に、モールの総賃貸可能面積の60%が埋まりました。国内では最大の、外国の小売業者のような機能を持っています。
2. South China Mall
South China MallのSPARハイパーマーケットエントランス
所在地:中国、広東省東
発足:2005年
総賃貸可能面積:659,612平方メートル
費用見積:15億ドル
2005年に開店した時、South China Mallは、総面積では世界で2番め、総賃貸可能面積(660,000平方メートル近く)では最も大きなモールでした。2,350の小売店が入るには、十分なスペースです。
モールは発足後10年以上にわたって、テナントの興味を引くことができませんでした。その結果、実質的に空の状態で維持されました。占有率が非常に低いため、“死のモール”のニックネームがつきました。
しかし、一連の改修と改造の後に変わり始めたのです。現在は、レンタルスペースのほとんどが埋まり、来店者が日々増加しています。
1. Iran Mall (Under Construction)
Iran Mallの工事中 | 画像提供:Diba Tensile Architecture
所在地:テヘランのチトガル湖
総賃貸可能面積:140万平方メートル
建築完了の推定年:2020年
世界で最も大きなモールは、北西テヘランに位置するIran mallです。モールの建設(進行中)は、2段階で行われています。
レストランやフードコート、映画館やファミリーエンターテイメントセンター等、幅広い施設を含む最初の段階は、2018年から始まりました。また、2段階目は2020年に完了すると予想されており、Iran mallは、しばらくナンバーワンであり続けるでしょう。
2段階目と最終段階が完了した後には、総面積が、140万㎡から195万㎡まで増える予定です。