今や世界中のあらゆる情報が簡単に手に入る時代です。
1960年代後半に政府機関のコンピューターに接続するために開発された高等研究計画局ネットワーク(ARPANET)の時代から、インターネット技術はずいぶんと進歩を遂げました。当時のコンピューターは巨大で扱いづらく、あまりユーザーフレンドリーとはいえませんでした。
ARPANET開発チームの誰が、今日生み出されているものを想像できたでしょうか。1969年当時のシステムはたった2文字を電子メールで送信したところでクラッシュしてしまいましたが、今では毎日3,000億通以上の電子メールをサポートするまでになっています。
今日私たちが見慣れているインターネットが作られたのは1984年のこと。この年に、ARPANETと全米科学財団ネットワークが合併したのです。
ウェブテクノロジー分野は、ここ数十年の間に飛躍的な進歩と革新を遂げました。インターネットでデータを送信するパワーは、この間に毎秒56キロバイトから毎秒7.6メガバイトにまで向上しました。
今日、YouTubeには毎秒300時間分もの映像がアップロードされ、Wikipediaには毎日720以上もの記事が追加され、Facebookには毎月10億枚以上の写真がアップロードされ、Googleは毎年1兆件以上もの検索を処理しています。
ここで、ちょっとした比較をしてみましょう。1995年当時、インターネット企業の上位15社の時価総額の合計は168億ドルでした。現在、それが2兆4,000億ドルにまで膨れ上がっています。
この成長の大半は、いつでもどこでも接続できるスマートフォンやタブレットの分野で起きています。
国際的にみると、インドが世界第2位のインターネット市場になることが見込まれている一方で、中国の大手インターネット企業が技術革新を進めています。
将来に関していえば、間もなくRocket fiberがローンチされ、最大で毎秒1,000メガビットのインターネット速度を実現することが約束されています。
この記事では、インターネットの利用法やパワーだけでなく、インターネットの誕生から未来まで続く長い道のりを、インフォグラフィックでご紹介します。