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一族が一丸となって稼ぎます!世界で最も裕福な14の家族

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本記事は、14 of the Wealthiest Families In the World
翻訳・再構成したものです。
配信元または著者の許可を得て配信しています。

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読了時間 : 約6分47秒

共に食事をし、共に過ごし、場合によっては共に金持ちになる家族。世界中には、大切な家族が率いるビジネスが数多く存在します。それでも、そういった家族の中で、「世界で最も裕福な家族」の座を獲得しているのはほんの一握りなのです。

 

フォーブス誌によると、2015年、ビル・ゲイツ一人よりも価値がある富豪一族はわずか3家族しかいないということです。この記事では、世界で最も裕福でパワフルな14の家族をご紹介します。

 

14. ダンカン家

 

純資産:215億ドル

 

1968年、故ダン・ダンカン氏が、テキサス州ヒューストンに天然ガスと原油のパイプライン会社、エンタープライズ・プロダクツ・パートナーズL.P.を設立しました。現在、同社の年間総売上高は479億5,000万ドル(2014年)で、フォーチュン500【フォーチュン誌が年1回発表する、アメリカの上位500社のリスト】にランクされています。

 

この会社は、スコット・ダンカン、ミレーヌ・フランツ、ダニン・アヴァラ、ランダ・ウィリアムズを含むダンカン家によって単独所有されています。彼らは2010年に父親が亡くなった際、100億ドル近い帝国を父親から相続しました。それ以来、会社の価値は倍増し、利益も倍増しています。最近、彼らはGulfTerra社を130億ドルという途方もない金額で買収しました。

 

13. 郭(Kwok)家

 

純資産:252億ドル

 

新鴻基地産(Sun Hung Kai Properties)は香港最大の不動産会社であり、世界で2番目に価値のある不動産会社です。同社を所有するのは、そう、ご想像の通り、郭(Kwok)家です。

 

炳聯(Raymond)、炳湘(Walter)【2018年10月20日死亡】、炳江(Thomas)の郭(Kwok)3兄弟は、1990年に79歳で亡くなった父親、郭得勝(Kwok Tak-Seng)から会社を受け継ぎました。現在、香港を拠点とする同社は世界中に多様な資産を所有し、年間売上高は912億香港ドル(2015年)です。

 

12. アンバニ兄弟

 

純資産:259億

 

ムケシュ・ディルバイ・アンバニはインドで最も裕福な人物です。フォーブス誌によると、その個人資産は232億ドルに達し、アジア地域で最も多角的な企業のひとつであるリライアンス・インダストリーズ社を率いています。一方、弟のアニル・ディルバイ・アンバニは27億ドル相当の個人資産を所有し、富の面では大きく遅れをとっています。

 

リライアンス・インダストリーズ社は、1966年にディルバイ・アンバニ【この兄弟の父親】によって設立され、当時は合成繊維を扱うだけの会社で、リライアンス・テキスタイルズ・インダストリーズ社という名称でした。2005年にリライアンス・インダストリーズ社が分割された後、両兄弟は、全国にまたがる事業資産の膨大な量を受け取りました。

 

11. ハースト家

 

純資産:280億ドル

 

1880年、アメリカの実業家ジョージ・ハーストがサンフランシスコ・デイリー・エグザミナー紙を買収したのがすべての始まりでした。彼はまもなくその資産を息子のウィリアム・ランドルフ・ハーストに譲りました。ウィリアムが、その新しい革新的なアイデアで会社や業界全体を変革したのです。

 

最初の数年間は、コスモポリタンやグッド・ハウスキーピングといった人気雑誌とともにニューヨーク・ジャーナルを買収しました。1920年から1930年にかけて、ハースト・コミュニケーションズは世界最大のメディアのコングロマリット【業種の異なる企業同士の合併や買収などによって発達した企業体】となりました。今日、この巨大メディア企業は、ハースト家と、その他数名の一族以外の高位役職者によって支配されています。

 

10. プリツカー家

 

純資産:290億ドル

 

有名なプリツカー家は多角的な事業を展開しているほか、億万長者が 11 人いることでも有名です。ハイアット・ホテル・チェーンを所有することで知られており、マーモン・グループ(バークシャー・ハサウェイが買収)やスペリオル・バンク・オブ・シカゴ(2001年に破綻)の共同所有者でもあります。

 

プリツカー・オーガニゼーションの最高経営責任者であるトーマスは、現在もハイアットで主要な役割を担っている唯一のプリツカーです。プリツカー家のもうひとりのメンバーであるペニー・プリツカーは、オバマ政権下で元米国商務長官を務めました。

 

9. リリアンヌ・ベタンクールとその家族

 

純資産:406億ドル

 

リリアンヌ・ベタンクールは、その年齢にもかかわらず、世界中の何百万人もの女性の中で最も有名な人物かもしれません【2017年9月、94歳で死亡】。彼女の父親が創業したロレアル社について、特に化粧品業界の人々にとって、あえて説明する必要はないでしょう。

 

フランスに本社を置く同社は、ランコムやガルニエといったビッグネームをいくつも所有し、2016年の年間売上高は258億ユーロを超えています。同社は当初、1909年にウジェーヌ・シュエレールによって設立され、最終的に1957年にリリアンヌが相続しました。

 

ベタンクール家は現在、33.31%のロレアル株を保有しています。ブルームバーグの億万長者リストによると、リリアンヌ・ベタンクールの純資産は379億ドルに近く、地球上で最も裕福な女性であるということです。

 

8. コックス家

 

純資産:410億ドル

 

118年の間に、コックス・エンタープライズ社は新聞出版からメディアと自動車産業へとその焦点を移していきました。コックス・エンタープライズ社は、アメリカのアトランタを拠点とするコングロマリットで、コックス家のメンバーのみが経営しています。

 

同社は近年、AutoTrader.com、Kelley Blue Book、Manheim car auctionsなど多くの有名な資産を買収しました。

 

7. ベルナール・アルノーとその家族

 

純資産:452億ドル

 

おそらく世界で最もエレガントなビジネス一家でしょう。ベルナール・アルノーとその家族は、世界最大の高級品コングロマリットLVMH【モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン】を監督しています。

 

LVMHは、ブルガリ、ルイ・ヴィトン、セフォラ、タグ・ホイヤーなど、世界60以上のブランドを統括しています。ベルナール氏はまた、クリスチャン・ディオールSEにも出資しており、それを通じてLVMHの支配権を握っているのです。

 

2015年、同社は35兆6,640億ユーロの総売上高を計上し、同年の年間利益は4兆100億ユーロに達しました。彼の一族が経営する持ち株会社グループ・アルノーは、カルフールやエルメスの高額株も保有しています。

 

6. カーギル・マクミラン家

 

純資産:490億ドル

 

フォーブス誌のリストによると、カーギル・マクミラン家には14人の億万長者がいて、これは世界のどのビジネス一家よりも多いということです。この一族はアメリカ最大の民間企業カーギル社の株式の88%を所有しています。

 

カーギル社は農産物の取引と流通を手がけるほか、鉄鋼生産と運輸部門の大手企業でもあります。2016年度の年間売上高は1,070億ドルと報告されています。現在、同社を率いるのは、1800年代後半に創業したカーギル家とマクミラン家の子孫です。

 

5. スリム家

 

純資産:600億ドル

 

カルロス・スリムとその家族は、ラテンアメリカで最も裕福な一族です。一族の財産の多くは、一族が所有するコングロマリット、カルソ・グループを通じてメキシコの様々な企業から得ています。同社を設立したのはカルロス・スリムですが、現在は持ち株のほとんどが彼の息子たちによって運営されています。

 

1960年代、カルロス・スリムは株式トレーダーとしてキャリアをスタートさせ、様々な民間企業に投資もしました。わずか10年の間に、投資によって多くの資産を手に入れ、大手企業の株式の過半数を購入しました。その後、彼のビジネスは1982年のメキシコ経済恐慌の最中に転機を迎えます。

 

多くの大企業が倒産していく中、彼はそれらの企業に投資を始め、多くの巨大企業株を下落した評価額で購入しました。資産を安く買い、魅力的な価格で転売するというビジネスモデルは、スリムがそのキャリアを通じて実践してきたものです。

 

4. マース家

 

純資産:780億ドル

 

世界中の何百万人もの子供たちが、美味しいキャンディやチョコレートを作ってくれたこの会社の人に感謝しているに違いありません。マース社は、1911年にフランクリン・マースによって設立され、1920年に生まれ変わりました。現在、この10億ドル規模の会社を率いるのは、ジャクリーンとジョンのマース兄妹です。

 

彼らは、父親のフォレスト・エドワード・マース・シニアの死後、この会社を引き継ぎました。フォーブス誌によれば、2016年のマース社の年間売上高は約330億ドルで、アメリカで第6位の非上場企業だということです。

 

3. コーク兄弟、アメリカ合衆国

 

純資産:820億ドル

 

コーク・インダストリーズ社は、石油、エネルギー、化学薬品、鉱物、肥料の製造、精製、流通、金融、商品取引、ベンチャーなど、ありとあらゆる事業を手がけています。フォーブス誌によると、同社は現在、売上高と収益において、カーギル社に次ぐアメリカで第2位の民間企業です。

 

父親からこの会社を受け継いだチャールズ・コークとデイビッド・コークの兄弟は、1983年に他の兄弟フレデリックとウィリアムを11億ドルで買収しました。2015年、コーク・インダストリーズ社の年間売上高は1150億ドルでした。

 

2. ウォルトン家、アメリカ合衆国

 

純資産:1300億ドル

 

世界最大の小売業者ウォルマートを経営するウォルトン家は、間違いなくアメリカで最も裕福な一族であり、世界でも第3位です。ウォルマートの歴史は1940年代初頭、サム・ウォルトンがバトラー・ブラザーズからベン・フランクリンの店舗を購入し、様々な商品の安売りを始めたことから始まりました。

 

それでも、アーカンソー州にウォルマート・ディスカウント・シティ店という名称で正式な第1号店がオープンしたのは1962年のことでした。現在、同社は全世界に約11,695店舗を展開し、2016年の年間売上高は4,858億7,000万ドルでした。

 

同社は、創業者サム・ウォルトンと弟のジェームズ・バド・ウォルトンの7人の相続人が代表を務めており、彼らは同社株式の約半分を所有しています。

 

1. ロスチャイルド家、ドイツ

 

地球上で最も古く、最も重要なビジネス一家の純資産を正確に見積もる手段はありません。それには多くの理由があるのです。その大きな理由のひとつは、ロスチャイルド家の創始者であるマイアー・ロスチャイルドの経営哲学でしょう。

 

ロスチャイルド家は1760年代にドイツの自由都市フランクフルトで銀行業を創業しました。19世紀初頭には、すでにヨーロッパ全土で銀行業務を展開していました。今日では、その富は多くの家族に分割されており、その分配は非常に複雑で、ほとんど追跡不可能なのです。

 

この一族が保有する資産は、金融サービス、エネルギー、不動産、鉱業など、多種多様な産業にまたがっています。

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