誰でも もう関わりたくないと思う人がいます。 突発的に仕事を依頼してくる人、干渉しすぎる上司、支払いのない人などです。 非常に腹ただしいですが、フリーランサーであればよくある事です。しかし、この中で、あなたに大きなダメージを与える危険人物がいます。
今回、パニックになっている顧客について話していきます。全て緊急事態だと言っている人です。深夜2時に20回緊急メッセージを送ってきて、それが至急ではなく、通常の営業時間まで待っていられないような人です。
私たちは、パニックになっている人を落ち着かせるだけでなく、自分の思い通りに動いてもらうように誘導して、一緒に仕事がしやすくする方法をお教えします。
これは、難しいと思うかもしれませんが、ちょっとした事で可能になるのです。
パニックの原因
フリーランサーに仕事を依頼する時、少し神経質になるのはよくある事です。パニックになっている顧客に対応している時、同じような状態になります。
パニックになっている原因は何か探してください。それが、仕事自体である事は少ないです。大抵、顧客があなたに対して、支払っているだけの 価値を提供してもらえていないと感じているのが原因です。
もし、顧客が些細な事をしつこく言ってくるなら、そこに解決の糸口を見つける事ができます。どのようにすればいいでしょうか? 顧客が言ってくるたびに、Google docを見るように言えばいいのです。優しく誘導してあげれば、やがて自分で答えを見つけ、あなたに言ってこなくなります。
それは本当に緊急ですか?
全て緊急であるという事はありえません。何の仕事をするにも、優先順位があるという事を、顧客に知ってもらう必要があります。顧客にとって「緊急」「重要」と思われる事でも、自分の優先順位を守ってください。そして、顧客に直接、重要でないものはどれか聞いてください。 「今思いついたどうでもいい事が一番重要です」と言う人はいません。
顧客にとって本当に重要な事であれば、事前に何らかのサインがあります。そのサインがあれば重要視してください。もし時間がなければ、締め切り を決め、事前に顧客に伝えてください。
時は金なり
顧客に、これは時間がかかり、重要な事ではないと伝えてください。どれだけの時間をあなたに使っているかという事をデータにして提示してください。 例えば、顧客の情報更新の為にX時間かかったとすれば、ここに時間短縮できる部分があります。
多くの人が、自分が質問した事に回答するのに、あなたがどのくらい時間をかけているか知りません。自分自身も時間を無駄使いし、他の事を後回しにしている事に気がついていません。
無駄な作業をはぶく
特に期間の長いプロジェクトになると、顧客の焦点がずれてしまって、あなたを個人秘書や美術のインストラクターのような扱いをし始める事があります。愛犬を病院へ送り迎えしたり、結婚式の招待状に封をしたりなどの、本来の業務ではない作業を頼んでくる事があります。
あなたは顧客に、あなたが個性的でレベルの高い仕事をする為にここにいるという事を認識させる為に、雑用がどのくらいあるかリスト化して提示してください。もし、価格が不相当であれば(モルモットの散歩であれば、500ドルにしかなりません)、遠回しに、私はこういう事をする為にいるのではないと伝えてください。
記録に残す
取るに足らない重要でない事で時間を取る顧客と会う時は、詳細に記録を取っておく事が大切です。
なぜかというと、こういう人は、あれこれくだらない事を言うだけ言って、言った事を忘れる傾向があるからです。
こういう人は請求書を送ると問題になります。 基準を作ってサインをしてもらって下さい。顧客に、細かい事でも料金が発生するという事を分かってもらってください。
必要であれば、顧客が契約と違う事を言ってきた時、メールを送り、見てもらうようにしてください。そして、意見が食い違った時、顧客の発言に対応した記録を出して、以前このように決めてサインしたと確認してください。
もし、もっと確実なものにしたいなら、あなたが記録したものに意見がないか、自分が矛盾した事を言っているという事に気がついているか、聞いてください。もちろん矛盾点はありません。意地悪で言っているのです。
最後に
私は、あなたが完成させた仕事に意見する顧客を避けるべきだと言っているのではありません。このタイプの顧客は、あなたの仕事を評価していて、厳しい目で見てくれているので、仕上がりを確認しない人より、むしろ歓迎すべき顧客です。
これまで述べた事をやっていけば、顧客のちょっとした不安をパニックに変えるような事がなくなります。