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フリーランスの自由とは

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Speckyboy is an online magazine for designers with its focus on sharing helpful resources, exploring new techniques, sharing useful tips, and inspiring you to build a better web.

本記事は、Discovering the Freedoms of Freelance
翻訳・再構成したものです。
配信元または著者の許可を得て配信しています。

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読了時間 : 約3分6秒

フリーランスのウェブデザイナーをしていて最も面白いことといえば、人々がこの仕事に対していかに様々な想像をしているかを聞くことである。人生の半分はこの仕事をしていることになるが、実に多くの想像を聞いてきた。

 

傑作選を紹介しよう。「疲れたらすぐにテレビを見れるね。」「おお、毎日ゴルフコースを回れるじゃないか!」「上司がいない人生!」「家で仕事ができるなんて楽しいに違いない!」まだまだあるが、なんとなく分かってもらえただろう。

 

共通して言えることは、自由というイメージであり、彼らを責めることはできない。なぜなら自由はこの仕事の大きなメリットの一つだからだ。

 

ただ、人々が想像する自由と実際に私が経験してきたものは異なる。想像とどう違っていたか考えさせられたものだ。ではフリーランスにはどのような自由があるだろうか?そしてそこに付き纏うコストと制限とは?

 

仕事する場所を個人で最適化できるという自由

 

フリーランスは、どこでいつどのように働くかを選ぶことができる。夜のビーチで働きたければそれもできる。現実的ではないが確実に可能だ。

 

私にとってこれは一番のベネフィットである。私は自分の家にオフィスを設置し、(かなり)プライベートな環境で働き、毎日楽しんでいる。これは伝統的な働き方である同僚とオフィスで働くこととは全く異なった経験だろう。

 

自宅のオフィスで働いているため、娘と過ごすことができる。そして思っていたより多くのことを娘に教えることができている。また、仕事の方法や時間も色々と試すことができた。これも重要なことだが、どんなに大きな音で音楽を聴いても文句を言われない!

 

ただ、コストもある。自分の好きなようにするためには、何らかの犠牲(と少々の運)が必要だ。世間一般の業務時間とは異なる時間に働きたければ、それでも構わないクライアントが必要だ。上手くいくようになるまで、最初は自分を追い込まないといけないかも知れないし、失敗することもあるかも知れない。「普通の」時間に働く必要があるかも知れない。

 

 

プロジェクトを選べるという自由

 

どんなウェブデザイナーも、プロジェクトに対して自身の理想を持っている。価格や業界、内容など我々は何らかのポイントに惹かれる。素晴らしいことに、我々はそれらの中から自分の理想にマッチするものを選ぶことができるのだ。

 

誰と仕事するかを選り好みできるということは、かなりのストレス軽減につながると断言しても良い。誤解して欲しくないのは、ストレスが全くないわけではないということである。ただ、自分が気に入らないプロジェクトに縛られたり関わったりしなくて良いのだ。

 

注意したいのは、どんなクライアントとどのようなプロジェクトに関わるかを決めるのは簡単ではないということだ。フリーランスとして働き始める時は特にそうである。

 

そのため、この自由は経験を経て得られるものかも知れない。いろいろなプロジェクトに関われば関わるほど、どんなものが好きなのか分かってくる。そこからどんなものが自分に合うのかという感覚がつかめるようになるだろう。

 

加えて、プロジェクトを選ぶには、ある程度の経済的な余裕が必要だ。食べていけるくらいの仕事が十分にあれば、ニッチから外れたクライアントに「ノー」というのは簡単だ。

 

 

お気に入りのツールを使えるという自由

 

フリーランスになることの最も説得力のある理由として、特定のツールやプロセスに縛られなくて良いというものがある。前職で一番フラストレーションが溜まったことといえば、使えるもの、使えないものを指示されることだった。(ネットの)石器時代に留まり、コンピューターにしがみ付いていたことは言うまでもない。

 

自営業であれば、ハードウェアもソフトウェアも選ぶことができる。もちろん、欲しいもの全てを手に入れることはできない。ただ、どんなプロジェクトでも自分が持っているもの全てを最大限に有効活用できる。

 

また、クライアントと一緒に仕事をするときでも、信頼のおけるツールを使える。気に入らなかったり、信用していないCMSを使ってクライアントを売り込まなければいけない場面をイメージできるだろうか?さらに言えば、クライアントに時代遅れのソリューションを押し付けるところを想像して欲しい。これが、会社勤めであることが、助けになるよりもむしろデメリットになってしまうポイントである。

 

ここでのコストは、意思決定をすることに伴う責任である。大災害になってしまった時、身代わりとして差し出せるものがない。まあ、これが誰かと働くことの利点とも言える。

 

 

自分自身で選択すること

 

結局、フリーランサーとしての自由は、自分自身で決めることができるという自由にまとめられる。だから面白いことに、他の人々の想像がそこまで間違っていない。ちょっとしたニュアンスの差である。

 

そう、私たちは仕事を置いてテレビを見たりお茶したりもできる。ただ、これらの選択肢にはそれなりの結果も伴う。このようなことばかりしていては雇ってもらえなくなるだろう。

 

ウェブデザイナーとして成功するためには、自分自身で意思決定をし、次に起こることに対処するための勇気がいる。単純なことだが、舵取りができる人に自由は与えられるのです。

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