「バドワイザー」や「コダック」といった象徴的な会社から、ごく最近では「インスタグラム」や「ウーバー」まで、これら全てのロゴには強い独自性があります。
にもかかわらず、2016年にそれらのロゴの多くはリニューアルされました。
斬新なデザインや色で、最初のロゴからそう遠くないものに。
今回は、リニューアルロゴの成功例をご紹介します。
1.インスタグラム
有名なカメラアプリ「インスタグラム」は、挑発的で、シンプルかつよりカラフルなバージョンへと大きく変化しました。「インスタグラム」では様々な種類のフィルターを使用できます。
2.ウーバー
シンボルはそれほど変わっていませんが、「ウーバー」は新サービス開始とともに上手くロゴを変更しました。「ウーバー・ラッシュ」サービスは現在シカゴ、サンフランシスコ、ニューヨークでのみ利用できます。
3.ネットフリックス
リボンのようなデザインの「ネットフリックス」の頭文字である「N」を用いた新しいロゴは、流行にマッチしていて奥行きがあるような錯覚を与える「折りたたまれた」ロゴが印象的です。
4.マスターカード
象徴的な赤とオレンジのカラーは従来のままですが、「master」の「m」と「card」の「c」が小文字表記に変わりました。当ブランドのCEOであるラージャ・ラージャマナー氏によると、「マスターカード」がクレジットカード以上にシンプルなものであることを示しているそうです。
5.ザ・メット(メトロポリタン美術館)
この象徴的なロゴの変更には論争が起こりました。「メトロポリタン美術館」には、それまで強いビジュアル・アイデンティティがありませんでした。新しいデザインが公表された時、それがある雑誌に広告として掲載されると言われていました。多くの人々は以前のデザインに戻ることを望んでいます。
6.デリバルー
4年間で「デリバルー」は急速に進化しました。この進化に対応して、新しいロゴがデザインされました。その後、配達スタッフのユニフォームやウェブサイトに掲載されている食事のHD写真がリニューアルされました。
7.コダック
大手写真用品メーカー「コダック」のロゴには、赤と黄色のハイライトは避けられません。赤と黄色と言えば「マスターカード」も忘れてはなりませんが。「コダック」のロゴには巨大な「K」が後ろに控えています。
8.モジラ
新しいデザインを取り入れるため、「モジラ」はグラフィックデザイナーのジョンソン・バンクス氏に依頼しました。それだけでなく、ユーザーがその制作過程を追うことや、自分たちの意見を伝えることもできました。
9.バドワイザー
有名なアメリカ製ビール「バドワイザー」は、1876年につくられました。その140年後、アンホイザー・ブッシュ氏は2016年がアメリカにとって意味のある年だと考えたので、ロゴに重大な変更を加えました。赤色と蝶ネクタイのデザインは変わっていません。
10.ピッチフォーク
たとえ元のロゴからそんなに変化がないとしても、「ピッチフォーク」は以前のデザインに変更を加え、「Pitchfork」の「k」の下部にデザインされていたトリトンの矢を取り除きました。
※本稿は「2016 Year Brand Logo Redesigns」を翻訳・再編集したものです。