航空券の購入やオンラインショッピングでの決済など、フォーム入力は毎日の生活の一部となっています。
新技術、ボット、バイオメトリクスなどをインタラクティブデザインに導入する選択肢が増えていますが、フォームの基本的な構造と目的は、従来の紙のフォームとほとんど変わりません。
基本的に、フォームはコミュニカティブまたはアコモデーティングである必要があります。
コミュニカティブフォームは、ユーザがそもそもなぜそのフォームにいるのかを理解するのに役立ちます。また、質問ではなく、会話をしているように感じることができます。
アコモデーティングフォームでは、ユーザは適切に対応されていると感じることができます。フォームフィリングのプロセスで間違いを犯した際に、前に戻る方法を見つけたり、物事をより簡単にするのに役立ちます。
以下は、仕事やWebサイトのためのフォームビルディングプロジェクトの3つの優れた方法です。
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1.できるだけ多くのフォームフィールドを取り除き、もう一度足していく。
Airbnbでは、ユーザは電子メールでサインアップすることができます。その際に入力するフィールドは最小限に抑えられており、手続きが簡単になるよう設計されています。このように、いくつかの必須項目を除いて、フィールドの数は最小限に抑えるようにしましょう。デザインプロセスでは以下のような質問を参考にしましょう。
・ラベルは修正可能であり、追加のフィールドを必要としないか
・項目がフォーム以外のカスタマージャーニーのどこかでもう一度聞かれる可能性があるかどうか
・出資者や製品保有者からの交渉で項目を削除することが可能か
シングルクリックのソーシャルメディアへのサインインやGoogleのサインインをフォームに統合するのが可能でない限り、この最小限のアプローチを検討する必要があるでしょう。
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2.特定のスタイルのフォームフィールドデザインを使用する理由を考える
フォームインタラクションデザインを使用する際には、なぜそれらを使用するのかをしっかり検討しましょう。
上記の例に含まれるマイクロインタラクションはとても楽しげですよね?顧客に笑顔をもたらし、コンバージョン率を高めることもできます。このようにフォームでできることはたくさんあります。
デザインの対象オーディエンスと、プロジェクトに適したマイクロインタラクションを決定する必要があります。また、タスクをより複雑にするようなマイクロインタラクションは避けましょう。
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3.フォームの全体像を見る
これはおそらく最も難しいですが、ワークフローに実装できるフォームデザイン方法の中で最も有益なものです。良いフォームを設計するというのは、要素やコンポーネントレベルにとどまりません。むしろ、フォームの高いレベルでの目的がどのようなものであるかを検討していくということなのです。
顧客にニュースレターへの申し込みや、サイトでのアカウント作成を促すには、カスタマージャーニーにおけるフォームでどのような戦略が必要なのかを考えましょう。
最後に
フォーム作成の戦略とそれが全体的なデザインにどのようにフィットするかを考えることは、仕事、チーム組織、そしてターゲットユーザの体験に大きな利益をもたらすでしょう。
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※本記事は3 Best Form Design Practices for your design processを翻訳・再構成したものです。