はじめに・・・ 化粧品会社のInstagram(以下IG)の投稿はどうしてあんなに綺麗なのだろうか
Glossier
Onomie
Milk
当たり前だと思われるでしょう。だって、化粧品会社ともなれば、被写体には美しいモデルを使っているし、美しい景色の場所で撮影をしているし、容器や包装も洒落ているからです。しかしそれだけではないのです。大事になってくるのは投稿した一枚一枚の写真に何が写っているかではなく、アカウントが投稿してる写真をグリッド形式でまとまって見た時に統一感がある印象を与えるように編集されていることなのです。どうすればこういうことができるのでしょうか?3つの投稿を見てみましょう。
Glossier
Onomie
Milk
ここで紹介したそれぞれの写真のどういった点に美的な満足感を感じるのか、その理由を正確に説明するのは(私には)困難です――私は写真家でもデザイナーでもないからです。とは言うものの、デザインの素人から見た、これらの写真が合わさった時に美しく見える理由の分析結果を、ここで挙げておきましょう。
1.テーマが美しい。
2.焦点が合っている部分が限定的で、空いたスペースが沢山ある。
3.色相が補完的である。
ピンク色がたくさんある。そして白にパステル。さらにピンク。そしてところどころに、飛び出るような派手な色彩がある。
Onomie、Milk’s、Glossierの写真では、色彩設計が一貫しています。次の写真で突然色合いを変更することはありません。おそらく、どの写真でも同じInstagramフィルタを使用しているか、少なくとも写真の色彩バランスは似た色合いになるように編集しているでしょう。また、写真は意図的にInstagramの3×3グリッド写真フォーマット(画面サイズに応じて3×4、または3×5)に合わせてレイアウトするようにしています。多くのユーザーは投稿を「フィード」で見ていますが、アカウントのプロフィール画面を見たいと思う理由がいくつかあります。Instagramでリンクを追加できる唯一の場所はプロフィール画面であり、ストーリーをもう一度見たい場合にも表示している場所がプロフィール画面だからです。
化粧品ブランドは一体どのようにしてこれを実践しているのでしょうか。プロの写真家やグラフィックデザイナーに、写真のカラーバランスを合わせるようにに依頼することもできるでしょう。しかし、プロフィール画面のためだけに専門家を雇う必要があるとは思いません。
私が断言できるのは、おそらく投稿の前に念入りに準備をしているのだろうということです。効果的にやるには適切なツールが必要になります。そこで、 IGアプリのスターターパックをここで紹介いたしましょう。
VSCO
・フリーミアム系電話アプリ
・まるで専門家のような写真の編集が可能なフィルタのセット
・アプリ内にIGとは独立した、独自のコミュニティーと画像フィードを持つ
・VSCOは(まだ)IGに直接投稿できないが、編集した写真を簡単にダウンロードできる
Planoly
・フリーミアム系デスクトップツールおよび電話アプリ
・グリッド形式表示できる
・分析機能
・キャプションとハッシュタグを使用して、IGに予約投稿できる
Unum
・無料
・写真編集ツール
・グリッド形式表示
・IGに投稿できるが、予約投稿はできない
これは骨の折れる仕事だと思われるかもしれませんし、特にデザイナーではない人にとってはかなり難しいことでもあります。ですが、一度作った写真は何度も何度も繰り返し使うことはできるのです。これは、実際に化粧品ブランドがIGで行っていることなのです。商品を紹介している場合には(もう一度hello lipstick shadesを例にとりますが)、色が違う仕様の製品を、スキントーンを変えて披露しています。基本的には、あなたのIG写真を色彩を変えながら繰り返し投稿しましょう。この繰り返しは、投稿スケジュールが空いてしまう人たちにとっては素晴らしいことで、それでいて、見た目も良いのです。
▼パート1はこちら!
※本記事は、How to Use Instagram Like a Beauty Brandを翻訳・再構成したものです。
▼こちらの記事もおすすめです!