あなたの仕事がデザインの制作だけであっても、その仕事は実はマーケティングの重要な要素と結び付いています。マーケティングについて知っておくことで、より広い視点からあなたの仕事を捉えられるようになります。この記事では、デザイナーにぜひ知ってもらいたいマーケティング用語とその意味について解説します。
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1.A/Bテスト
A/Bテストは科学的な手法をマーケティングに取り入れたものと言えます。サイトのデザインやタイポグラフィ、色などを改善する際にA/Bテストツールを使い、複数バージョンのサイトでユーザーの反応を調べることです。
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2.バウンス率
1ページだけを見てサイトを去ってしまうユーザーの割合を示しており、ユーザーが興味を失ってしまう場所を見つけるために計測されます。
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3.ブランドアイデンティティ
ビジネスにおけるアイデンティティとは、人々がそのブランドについて考える全てのことです。会社名からロゴ、キャッチフレーズ、ブランドカラー、タイポグラフィ、写真など全てを指します。
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4.CTA(コール・トゥ・アクション)
マーケティングの素材やウェブサイトには、ユーザーに取ってもらいたい行動について明確な目標を定めています。CTAはその目標に向けてユーザーが次にどのように行動すればいいのかを指し示すメッセージです。
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5.コンバージョン
コンバージョンはマーケティングのゴール地点ですが、全てのウェブサイトで同じではありません。たとえば有料会員制のサイトであればコンバージョンはユーザーが有料プランを購入してくれることとなります。ショッピングサイトでは商品の販売となるでしょう。ブロガーにとってはRSSフィードの購読だったりします。
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6.エンゲージメント
ビジネスとユーザーの接点です。マーケターは主にソーシャルメディアについて使うことが多く、お気に入りやシェア、コメントの数について話しています。
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7.KPI
目標に向けての指標のことを言います。
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8.モバイル最適化
モバイルユーザーを念頭に置いたサイト制作のことです。レスポンシブデザインやスピード計測などがモバイル最適化の手法として取り上げられます。
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9.ペインポイント
全てのサービスや製品にはユーザーが抱いている不利益を取り除くことを目的としており、その不利益のことをペインポイントと言います。
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10.ユーザーエクスペリエンス(UX)
マーケティングにおいては何らかにおけるユーザーの体験を指します。ウェブデザインではUXデザインというものがあり、ユーザーの好みや振舞い、ゴールについての知見を活かしてウェブサイトの隅々までを制作することです。
いかがでしたか?こうした用語と意味を知ることで、マーケティング面においても効果の高いウェブサイトを制作することができるでしょう。
※本稿は 「The 30 Marketing Terms You Need to Know as a Web Designer」を翻訳・再編集したものです。