UXデザイナーの仕事は、有用なツールがあって初めて成り立ちます。しかしできれば安くて、インストールの手間もいらない簡単なツールがほしいと思うのは誰でも同じです。またUXデザイン向けツールと言っても、その役割や用途はツールによって大きく異なります。今回は悩めるデザイナー向けに、デザインプロセスの各ステップで役立つ便利なツールを紹介します。
ワイヤフレーミング/プロトタイピング用ツール
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1.Mockplus
新世代のプロトタイピングツールとして登場し、今年バージョン3.0がリリースされました。複数ユーザーでのコラボレーション機能を搭載し、チームメンバー全員でプロジェクトに取り組めます。コラボ機能のために追加料金を支払う必要がないのがうれしいところです。他にも簡単にコメントを残せるオンラインレビュー機能や、要素のフォーマットだけをコピーする機能が搭載されています。
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2.Axure
長年デザイナーに愛されている定番ツールです。価格は495ドルからと高めですが、他のツールと比べても機能が豊富で、価格分の価値を提供してくれるでしょう。
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3.Uxpin
レスポンシブデザインの設計に役立つ機能を備えたツールです。バージョンコントロール機能やプレビューの共有、リアルタイムのコラボレーションなどうれしい機能もついています。豊富なUI部品の素材も付属するため、すぐに作業に取りかかれます。
テスト用ツール
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1.Usertesting
ユーザビリティテストを行うオンラインツールで、実際に製品を使っているところを動画で見たり、ユーザーの意見を聞くことができるのが特徴です。ランディングページからメール、広告、プロトタイプ、ウェブサイト、アプリまで多様なテストに対応しています。
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2.Optimizely
こちらはA/Bテストに特化したテストツールです。デザインの変更がどのようにコンバージョンに影響するかを確かめるのに適しています。
まとめ
こうしたツールはUXデザイナーには欠かせないものであり、あらゆるステップで何らかのツールを使うことになるでしょう。今回は数あるツールの中からシンプルで簡単に使えるものを中心に紹介しました。こうしたツールを活用して、効率よくデザインを進めましょう。
※本記事はUX Design Tools For Each Design Stepを翻訳・再構成したものです。