東京コピーライターズクラブは、一年間の広告に実際に使用された「広告コピー(キャッチフレーズ)」を分析、その特徴と傾向を明らかにし、広告業界や世相を反映させたマッシュアップのコピーを生成し、『広告コピービッグデータ解析』として発表しました。
今回は2回目で分析対象は全24629件。ビッグデータ解析では、調査対象の全広告コピーについて自然言語解析を実施。そこから「最も多く見られる広告コピーは4単語」で構成されていて「4つの名詞の組み合わせが多い」という結果を得たそう。
頻出単語トップ10から文章が成立する単語を選出し上図の赤字のとおり組み合わせたところ、2016年を象徴する広告コピーは「あなたたち日本人。」に決定。
ちなみに昨年は「あなたのことは、好きだ。」でした。
今年の特徴は、「人」「私」「あなた」が昨年と変わりなくトップ3を占める一方で「世界」「日本」が急上昇ランクイン。
動詞は「する」「いる」「なる」「ある」が不動トップ4。また、形容詞では「おいしい」「よい」「悪い」の使用が目立ち、ポジティブワードとネガティブワードの両方に動きが見られたそう。
今年は広告が日本人のアイデンティティに語りかけた一年であったように見える。と総括しています。
調査結果は、データ解析に協力をした、かっこ株式会社のページをご確認ください。
http://cacco.co.jp/findings/tcc_2016