「モバイル・フレンドリー」や「モバイル・ファースト」という言葉がもはや「当たり前」となり、モバイルユーザーの動向はマーケティングを行う上で不可欠な視点となりました。
でも「モバイルが大事なのはわかるけど、どのくらいすごいの?」と聞かれると、みなさんは具体的にイメージできるでしょうか?ましてそれが「世界中でのモバイル使用量・使用状況」ともなると、とてつもなくスゴそうではありますが、とてつもなさすぎて筆者にはイメージできません。
そんな中、世界中のモバイル使用量・使用状況をわかりやすくアニメーションを用いたインフォグラフィックで表現したWebサイトがありましたのでご紹介します。
この「1時間」にモバイル端末を使って世界中で行われること
■Google検索&Adsense広告収入
たった「1時間」の間にモバイル端末から行われるGoogle検索は「6,800万回」。正直なところ、ちょっとまだイメージしにくいですね。上記の数字を「1分あたり」に換算すると「約113万回」。カップラーメン麺ができ上がるまでに、約339万クエリが発生することになります。
ちなみに弊サイトSeleQtの先月の検索流入は、世界規模で見るとわずか「0.05秒」で追い抜かれることになります……
一方で、Adsense広告費用の発生状況は「1時間あたり300万ドル(約3億1,500万円)」。
分単位に直すと「1分あたり5万ドル(525万円)」のマネーが動いていることになります。
ということは「1秒あたり約87,500円」。筆者の月収は……いや、目を背けましょう!
■APPLE
続いて、APPLEの各モバイルサービスの利用状況ですが、1時間あたりのパフォーマンスは下記です。
・iPhone売上台数 26,395台
・app storeでダウンロードされるアプリ数 300万アプリ
・iTunesでダウンロードされる楽曲数 90万曲
・新しいアプリやゲームの登録数 96アプリ
もちろん1曲に集中するわけではありませんが、毎時間ミリオンセールスが生まれていることになりますね。
ちなみにこれが「1カ月単位」になると、
・iPhone売上台数 1,900万台
・app storeでダウンロードされるアプリ数 20億アプリ
・iTunesでダウンロードされる楽曲数 6億4,800万曲
・新しいアプリやゲームの登録数 68,947アプリ
世界の人口が約80億人であることを考えると、世界中でモバイルアプリ長者が誕生している理由にも納得、でしょうか。
■ソーシャルメディア
続いて1時間あたりの各ソーシャルメディアにおけるモバイルユーザーの利用状況ですが、代表的なものをピックアップすると、
・Twitter 1,700万ツイート
・Facebook 2,900万アクセス、1億100万イイね!
・YouTube 400万再生
となっています。
Twitterに関しては、毎分28.3万ツイートで毎秒約4,700ツイート。世界は「つぶやき」で満たされてますね!
■メール/SMS
最後にメールとSMSですが、
・メール開封数 20億通
・SMS送信数 7億6,800万通
プライベートでは最近めっきり使わなくなったEメールですが、今回の指標は「開封数」。こうしてみると、ビジネスシーンをはじめメールはまだまだ主要なコミュニケーションツールであることが感じさせられます。
確かに自身を振り返っても、朝出社して10通はメール読んでますものね……。
というわけで、モバイルユーザーのアクティビティを示すインフォグラフィックの一部をご紹介しました。
これらを通して、間違いなく言えること。
――私たちって、やはりスマホ見すぎですね!
▼Mobile Usage