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ウェブデザインにおいてクライアント紹介が微妙な理由

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Speckyboy is an online magazine for designers with its focus on sharing helpful resources, exploring new techniques, sharing useful tips, and inspiring you to build a better web.

本記事は、Why Web Design Client Referrals Aren’t a Slam-Dunk
翻訳・再構成したものです。
配信元または著者の許可を得て配信しています。

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読了時間 : 約3分49秒

ウェブデザインではクライアント紹介がなぜか厄介

フリーランスで働く人にとって、だれかを紹介してもらうことはとても大切で、ウェブデザインでのビジネス成功においても重要なのです。紹介してもらって新しいクライアントと仕事をすることは、従来のマーケティングにかかってくるコストの一部を削減することにもなります。

 

クライアントがあなたとの仕事ぶりを知人に話すときには、たくさんの意味があります。しかし、すべてが虹のようにうまく行くわけではありません。新しいクライアントが、必ずしも合うとは限りません。

 

既存のクライアントに紹介されてやってきたとしても、自分の意見ややり方にぴったり合うわけではないのです。しかし大事なクライアントからの紹介なので、仕事を引き受けなければと義務のように感じることもあるでしょう。それが厄介なのです。

 

私が考えすぎなのかもしれませんが、 紹介してもらうことには何とも微妙なバランスがあるように思います。大切なクライアントへの義理から、やりたくないのに新しいクライアントを引き受けるべきでしょうか。

 

その時のマナーはあるでしょうか。仕事を紹介してくれたクライアントとの関係に何か意味はありますか。この問題が解決されるまで、ブランケットの下にずっとうずくまっていないといけないのでしょうか。そこにはたくさんの疑問があり、答えが必要になってくるのです。

 

紹介してもらっても、いつもうまくいくわけではない

紹介してもらえることは本当にありがたいことで、クライアントが私のために時間を作ってくれることに心から感謝をしています。しかし、ウェブデザインの仕事で知人からの紹介を受けることは、他の業界とは多少異なることを知ってもらいたいのです。

 

お気に入りの電気工や不動産業者を紹介することとはわけが違います。電気工や不動産業者は仕事の手順が決まっているので、もっと単純に作業を進められます。電気工は配線工事を行い、問題があれば直してくれます。

 

不動産業者は予算に合ったさまざまな家をあなたに見せてくれます。どちらの場合も、専門家がサービスを提供し、次回サービスが必要になるまで会うこともないでしょう。場合によっては何年も会わないこともあります。

 

ウェブデザインの仕事は特有で、高度に専門化されていて、多くの場合は長期的な関係を伴います。単純に何かの商品を売ることや、一度きりのサビースを提供するようなやり方ではないのです。

 

プロジェクトのニーズ VS  自分の専門分野

紹介してもらったクライアントが自分にあっているかどうかは、自分の持つルールにもよるものです。 ドルーパルを専門としているのに、新しいクライアントがワードプレスを必要としている場合は、悪い方向に向かうことはすぐにわかります。

 

しかし、物事はこんなに簡単ではなく、例えば、作成済みのウェブサイトのを引き継いで欲しいと、紹介を受けることが何度もありました。しかも、そのウェブサイトはきちんと完成しておらず、中途半端で放置されている状態なのです。それでも私がそのウェブサイトを完成させないといけないのです。

 

このような依頼は私のポリシーに大きく反しており、他の人が作ったウェブサイトを維持することはなるべく避けるようにしています。たまに例外もありますが、最初から作り上げる方が私には向いているので、より素晴らしいサービスを提供できると自信もあります。

 

紹介してくれたクライアントには申し訳ないとも思いますし、複雑な心境でもあります。せっかく紹介してくれたのに、がっかりさせてしまったら、今までの関係がギクシャクしてしまうかも知れず、このやり方が理想的かどうかは、また別問題なのです。

 

関係性が重要

専門分野がクライアントのニーズと異なるように、未来のクライアントとの関係も必ずしも良いものになるとは限りません。プロジェクトの契約をする前に、進めて大丈夫かどうかよく検討する必要があるでしょう。

 

何度も言いますが、新しいクライアントの紹介を受けることは、いつもよりうまく進まないことがあります。どう考えても契約すべきでない状況でも、既存のクライアントの手前、問題になりそうなことも見ないフリをすることもあります。長い間、何度もこのような状況に陥りました。危険信号を無視して、プロジェクトを承諾し、必ずあとで悔やんだものです。

 

もちろん紹介してもらって、著しい成果を上げることもありました。学んだレッスン:すなわち、例えクライアントからの紹介であったとしても、いつもと同じように自分のビジネスにふさわしいのかどうかを徹底的に調べて判断することなのです。

 

では何をすべきでしょうか

紹介されたクライアントをよく調べた結果、あまり兆しが良くなかったとしても、そのクライアントを優遇する場合があります。それは仲間も同然だからです。必ずしも彼らと一緒に働かなければならないというわけではありませんが、少なくともそのクライアントが話すことを聞いてあげなければいけないのです。

 

必要に応じて「ノー」とお断りすればいいことです。しかし、例外もあり、すでに新しいプロジェクトに取り組んで忙しい場合は、相手の時間も無駄にしないように、最初からきちんと断る方が双方にとっても良いでしょう。

 

また、相手と仕事をするかどうかに関係なく、その人を紹介してくれたクライアントにも必ず感謝の意を伝えることが大切です。手の込んだものでなくて良いので、簡単な礼状などを送りましょう。

 

紹介を受けて断ることは、あなたとクライアントとの関係にどんな影響を与えるでしょうか。紹介してくれたクライアントの性格にもよるので、その答えは単純ではありません。しかし、正直であることはいつも最善なのです。仮にそのクライアントとの関係が崩れてしまった場合でも、その結果を受け入れるしかないのです。

現実も理解しつつ、紹介してもらったことに感謝

ウェブデザインビジネスにとって、クライアント紹介はとてもありがたいことです。収益を増やし、貴重な経験へとつながることでしょう。ただし、保証はないことも覚えておきましょう。紹介してもらえるクライアントがいるからと言って、必ずしもビジネスへとつながるわけではありません。突然どこからともなく現れた相手と同じプロセスを踏んで、契約へとつながるものです。

 

プロジェクトが紹介されたものかどうかに関らず、お互いにとって利益があり、適切であるのかの判断は必ずするものです。もし利益があるのであれば、あなたのビジネスにとっても良いものになりますが、例えうまくいかなくても心配する必要はないのです。少なくともクライアントの1人は、あなたを知人に紹介してくれるほど、あなたとのビジネスに満足してくれているのです。そのことは紛れもない事実なのです。

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