フロントエンドエンジニアは、いま最も稼げる仕事の一つと呼ばれている人気職業です。それゆえ企業はより高度なスキルを持ったデベロッパーを求めています。
WEBブラウザで使われているコードを操るデベロッパーの代名詞と言ってもいいほどフロントエンドデベロッパーという仕事は有名です。
ITの本場、アメリカでは2年以上の経験がある者であれば、平均月給は7万5千ドル(750万円)から10万ドル(1000万円)とも言われています。
ここでは、そんな誰もが夢見るフロントデベロッパーになるために必要なことをご紹介します。
1. HTMLとCSSについて勉強する
これは当然でしょう。なぜなら、HTMLとCSSはデベロッパーの基本言語だからです。
HTMLとCSSはWEBコーディングの中でも基礎中の基礎です。この2つがなければオンラインサイトは作れません。
また、HTMLやCSSで新たな技術を習得しようとするときに、UIエレメントの開発をしてみるのもおすすめです。
2. とりあえずサイトを構築してみる
開発の前にUIエレメントで遊んでみるのも一つの手です。実際のランディングページを作るのと、ウェブサイトを作るのとでは少し勝手が違うからです。同じように、Javascript snippetを使うのも効果的です。
Javascriptを一通り学んだあとは、jQueryやUnderscoreといったさらに発展したトピックをぜひ勉強してみてください。
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3. ひたすら書物を読んで勉強
これも疑念の余地はないでしょう。読書する習慣を持つことは、フロントエンドデベロッパーになるために絶対に必要な素質です。
まず様々な要望に対応するための記事やマニュアルを読みましょう。そしてそれと同時に他人のコードも実は最高の教科書なので、オープンソースを探ってみるのもいいかもしれません。
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4. フロントエンドの仕事はウェブサイト構築だけではない
1~3の内容を実直に行ってきたあなたは、必要な知識を持ち、大量の説明書を読破しWEBサイトをなんとか構築することができるようになっているでしょう。
しかしそれだけではフロントエンドデベロッパーとは呼べません。WEBサイトの構築を学ぶことは、フロントエンドの仕事の一端にすぎないのです。
たとえば、サイトパフォーマンスについて考えた時、パフォーマンステストやQA(品質保証)をするのも必要になってきます。
5. 自分に合ったツールを選ぶ
フロントエンドデベロッパーとしての道を歩み始めたら、仕事の効率化につながるツールやサービスを導入しましょう。異なる機能をもつツールを知ることはとても大事です。最適なツールを見つければ、仕事の質の向上につながります。
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6. パイプ役を担う人間になる
フロントエンドデベロッパーは、人と人とをつなぐパイプの役割を担うことを知っておきましょう。
品質管理部、クライアント、UX(ユーザーエクスペリエンス)のエキスパート、デベロッパー同士などさまざまな人たちと触れ合いましょう。
なぜなら、HTMLの習得に加え、他人と円滑なコミュニケーションができることも必要だからです。
7. 焦らない
フロントエンドデベロッパーになるための勉強している間で「なんでこんなことをしているのだろう」「すべて投げ出したい」と思う時がくるかもしれません。そんなときに、捧げるアドバイスはひとつしかありません。
「絶対にあきらめてはいけない」
一日おきに1~2時間の勉強時間を設け、適度に休憩を挟みながら基礎を確認しましょう。焦ってはいけません。
基礎は着実にフロントエンドへとしての素地を養い、あなたのレベルアップへとつながっています。
恐れずに質問する姿勢を貫きましょう。大丈夫です。その道を歩んだすべての人が同じ経験をしています。不安や恐れを我慢する力は、いつかプロのフロントエンドデベロッパーの道を歩むあなたを手助けしてくれます。
さいごに
WEBの世界は今なお急速な発展を続けています。すなわちWEBデベロッパーも学び続ければならないのです。
ですが慌てることはありません。学ぶことや新しい経験を積むことに楽しみを感じることを忘れずにがんばっていきましょう。
この記事は「Where To Start As A Front-End Web Developer?」を翻訳・参考にしています。