次世代のAndroid OS『Android N』が今話題となっていますね。
先日行われたばかりのGoogleの開発者向けイベント「Google I/O 2016」でも大きく取り上げられた『Android N』ですが、一体どのようなものなのか、どんな機能が追加されるのか、まだ知られていないことも多いと思うので、今回は10個の新機能をまとめてみました。
ぜひ参考にしてみてください。
◆ マルチウィンドウ
パソコンの機能で最高なのは、2つ以上のウィンドウを同時に開きながら作業ができることですよね。Android Nにもこれと似た機能が搭載されることになります。二つのアプリを並行して起動することで、ムービーを見ながら調べ物もできるでしょう。
◆ 新絵文字
Googleの絵文字が実際の人間らしくなったのは記憶に新しいですよね。Android Nでは72個の絵文字が新しく追加されることが分かっています。
◆ インスタント返信
なぜ今までなかったのかが疑問ですが、Android Nではメッセージの通知画面から直接返信できるようになります。また、メッセージの保存や削除も通知画面上で行うことができます。
◆ クイックスイッチ
パソコンで一番使われているショートカットが何かご存知ですか?「Alt+tab」です。ウィンドウを変更するこのコマンドはAndroid Nにも搭載されます。クイックスイッチと呼ばれるこの機能は、右下の四角ボタンをダブルタップするだけで、簡単に使うことができるようになります。
◆ 快適な通知コントロール
あるアプリの通知に関するミュートやブロックは、通知が来たときに長押しすることで簡単に設定できるようになります。
◆ VR最適化
VRは2016年の流行の一つですが、Android NはVRにも最適化されるそうです。頭の動きのトラッキング機能やセンサーの機能の向上、そしてグラフィックの遅延もかなり抑えられることで、バーチャルの世界に浸る機会は多くなるでしょう。
◆ アプリ履歴の最適化
これまでのAndroidではアプリ履歴を開くと、無限に履歴は蓄積されていき、溜まるにつれて見にくくなるという問題がありました。Android Nでは履歴の上限数を7つに減らしました。99%のユーザーが7つ以降のアプリは参照していないという調査結果から、この設定が採用されることになりました。今までよりも見やすく、早く、簡単に目的のアプリに辿りつけるでしょう。
◆ クイック設定の高速化
Androidのクイックセッティングはこれまで以上に簡単になり、自分の好きなようにカスタマイズできます。
◆ データセンター
一番データ通信量を消費しているアプリは何なのか、というように、Android Nではアプリごとのデータ通信量の利用が分かるようになります。
◆ ディスプレイサイズの調節
Android Nの新しい機能の中でも特にすばらしい機能は、ディスプレイサイズを変更できるということでしょう。フォントの大きさだけでなく、ボタンの大きさやアプリのアイコンの大きさ、検索バーの大きさまでもが調節できるようになります。
以上になります。
250以上の機能が新しく搭載されると言われている『Android N』は2016年の夏の終わりにリリースされる予定です。iPhone向けの新しいiOSのリリースと時期が被るかもしれないとも言われていますが、スマートフォンの二大OSのリリースがどのように業界に影響を与えるのか、今から楽しみですね。
この記事は「Our Favorite Design Upgrades Coming to Android N, From Emoji to VR」を翻訳・参考にしています。