最近【Instagram】のアイコンが変更されましたね。でもこうしたブランドロゴを変えると、ほぼ必ずと言っていいほど上がるのがユーザーからの「不満の声」。
それだけユーザーたちがそのブランドに愛着があることの反証と言えるかもしれませんが、今回の【Instagram】のアイコンの変更は以前のロゴの原型がほとんど残っていないほど大胆な変更でした。
(上列が以前の【Instagram】アイコン、下列が現在の【Instagram】アイコン)
そのためアイコンに愛着を覚えていたユーザーたちの「オリジナルのアイコンのほうがよかった」という声もわからないではありません。
しかし以前の「レインボーがあしらわれた茶色のカメラ」のアイコンは真の意味での【オリジナル】のアイコンではない、と聞くといかがでしょうか?
ほとんどの人が知らない事実ですが、実は真のオリジナルアイコンは【Instagram】の創設者にしてCEOであるKevin Systrom(ケビン・シストローム)氏自身がデザインしたというのです。
そのアイコンがコチラ!!
上図が、【Instagram】の真のオリジナルアイコンです。
なんだかすごくリアルなカメラアイコンですが、それもそのはず。実在するポラロイドカメラをSystrom氏がレンダリングしたものだったそうです。
ただ残念ながら、このオリジナルアイコンは【Instagram】をAppStoreに登録する際、実機のカメラのレンダリングであるがゆえに商標権等の問題が発生し、実際のアプリアイコンとしては使用できなかったそうです。
まさに「幻のオリジナルアイコン」というわけですね。
ちなみにこれまで使われていたアプリアイコンを作成したのは、カメラマンでありデザイナーでもあるCole Rise(コール・ライス)氏で、わずか40分で作ったというから驚きです。
なんでもSystrom氏に「1時間で作ってほしい」と依頼され、Bell & Howell社の8ミリカメラと上記のSystrom氏のデザイン案を合体させて作ったのだとか。
また同氏は「ジョーク」として、【Instagram】アイコンの裏側も作ったことがあるそうで、それが下図。
【Instagram】のアプリアイコンにはこんな秘話が隠されていたんですね。
Rise氏は今回別のデザイナーによってリニューアルされた新しいアイコンに関して、
「僕はミニマリズムなデザインが好きだしすごく気に入ってるよ。多彩な色が背景に使われているけれど、このアイコン自体の骨とも言える白色で形作られたカメラはすごく美しいね。このアイコンはずっと使えるんじゃかな」
と、好意的なコメントを送っているようです。
(※本記事は「What the designer of the old Instagram
icon thinks of the new one」を翻訳・再編集したものです)