経済は良くなったり、悪くなったりします。経済活動は私たちに良い影響も悪い影響も与えるということです。特に、フリーランサーはこれらの影響を強く受けます。
企業に属さないフリーのウェブデザイナーとして働くということは、自分自身と戦うことでもあります。特に、景気が悪くなった際は危機的状況に陥ります。つまり、不安定な職業だということです。
しかしながらそれは、必ずしも悲観的なものであるとは限りません。自分が得意とするニッチな市場を見極める絶好の機会にもなります。
経済状況にかかわらず、自分自身が成長する方法を考えることは重要です。そして、私たちはあなたのお手伝いができると考えています。今回は、危機的状況を乗り越えるだけでなく、それ以上のことをするためのアイディアをご紹介します。
解決すべき問題を探す
企業が自社でのウェブ開発が困難になることにより、私たちの出番が生まれます。例えば、お気に入りのCMSがJavaScriptライブラリをアップグレードした場合など、一見何でもないようなことが大混乱を招く場合もあります。
具体例は他にもたくさんあります。例えば、レガシーコードを使用しているウェブサイトは、将来的に互換性の問題に直面する可能性が高いです。プラグインやテーマなども、永遠に使えるわけではありません。
クライアントのウェブサイトがこのような問題を抱えていないかチェックすることにより、新たな仕事が生まれる可能性が高まります。アップデートを見逃していると、サイトが壊れる危険性があるため、このことはいずれにせよやらなければなりません。
この時、古いコードを修正するだけではもったいないのです。クライアントが直面している他の課題を探るチャンスでもあります。もしかすると、数年前には実現することはできなかったけれども、今なら実現できる機能があるかもしれません。または、使用しているテーマを再考すべき時期になっている可能性もあります。
要するに、改修または改善すべき領域を探してみましょう。そうすれば、短期的な受注を得ることができる可能性が高まります。
あなたの財務状況を見直す
すでに不況のあおりを受けているあなたも、万が一の場合に備えて準備をしておきたいあなたも、まずは自分自身の財務状況を見直してみましょう。
まず最初に見直すべきなのは、あなたの支出です。特に、継続して発生する支出についてです。あなたは賢くお金を使っていますか?ウェブホスティング、マーケティングサービス、あるいはソフトウェアのライセンスといったものは、あなたの家計を圧迫している可能性があります。恩恵が少ないものについては、もしかすると不要なものかもしれません。
これは、不要かもしれないサービスを完全に解約しろと言っているわけではありません。グレードダウンすることにより、支出を減らすことができるということです。
しかし、節約は常に正しいとも限りません。将来的により多くのお金を生むであろう分野については、投資すべき場合もあります。例えば、何らかのツールやオンラインの教育コースなどです。
以上において最も重要なのは、自分の立ち位置を知ることです。そうして初めて、あなたは自分自身の収益を増やすことのできる意思決定を行うことができます。
定期的な収入を得る機会を探る
定期的な収入は、厳しい時期を乗り越える際有効なものです。一定のレベルの生活を保つことができます。
定期的な収入を得る、最も一般的な方法の1つは、フリーランスのまま契約ベースでどこかの会社と提携することです。具体的には、助けを必要としている他のフリーランサーや、あなたの専門性を必要としている代理店と契約することなどが挙げられます。
このような機会は、試験的に開始することもできます。おそらくそうするのが賢いでしょう。協力することによりシナジー効果が生まれるとベストです。上手くいけば、安定した収入をもたらす長期的なパートナーを持つことができます。
後々、定期的な収入をもたらす商品やサービスを販売できるようになる可能性もあります。景気が後退したとしても、あなたが考えていたアプリやプラグインを構築したり、電子書籍を書いたりする良い機会になるかもしれません。
さらに、あなたのニーズにあった方法で、これらのプロジェクトに参加し続けることができます。例えば、そのアプリの定期的なアップデートを提供したり、テクノロジーの変化に合わせて文章を整えたりすることが挙げられます。頑張り次第ではもっとも収入を増やすこともできるでしょう。
理想的な話をすると、これによりあなたの収入源を多様化することができます。信頼できる収入源があればあるほど、経済的な安定性は高まります。
辛抱強く生きる
忍耐力を維持することは、今回のリストの中で最も難しいことかもしれません。経済が低迷している中では特に難しいです。しかし、それほど重要なことではありません。
私たちは、ただ座って、物事が発生するのを待っていてはいけません。むしろ、困難な状況においても、自分の目的を実現するために、揺らいでいるわけにはいかないのです。
実際には、これはあなたとあなたのビジネスに最適なクライアントを探し求めることを意味します。あなたがプロジェクトの規模と収益の点から特定のスイートスポットを探しているのであれば、恐れずに適切な機会を追い求めてください。余力がある限り、そうすべきです。
どうしても必要な場合を除き、やりたくないプロジェクトには参加しないようにしましょう。そうしないと、つらい状況に追い込まれたり、大きなチャンスを逃してしまう可能性があります。
生き残った後のことを考える
苦しい倹約生活は、あなたのフリーランスのウェブデザインビジネスにとって悪い兆しであるとも限りません。マイナスの影響を受ける可能性はありますが、大規模なビジネスを行っている人ほど影響を感じない可能性もあります。
なぜかと言うと、フリーランサーは必要に応じて調整することが可能なくらい、柔軟性が高い形態だからです。そのため、大きなクライアントを失っても、そこから回復することができます。一方、物理的なオフィスや従業員を多く抱えている大企業ではそうはいきません。
これはチャンスです。何かが上手く行っていない場合は、それを変える。そうやって、積極的に行動し、他の企業との共存関係を構築していきましょう。既存のクライアントに役立つよう行動しましょう。
必要な現金を稼ぐ方法はいくらでもあります。上手くいけば、以前のペースを上回ることもあるかもしれません。
これには挑戦がつきものです。しかし、あなたはこの挑戦に真正面から向き合うことができます。