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優秀なUXデザイナーはみんなやっている?デザイナーとして成長するための「習慣」15選

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本記事は、15 Simple Habits That Will Help You Become a Better UX Designer
翻訳・再構成したものです。
配信元または著者の許可を得て配信しています。

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読了時間 : 約7分51秒

UXデザイナーであることの大変なことの1つは、継続的な改善が必要であるということです。今以上に良くなることはできないと考えているデザイナーはなかなかいないでしょう。そこで役に立つのが、「習慣」と呼ばれる簡単なことです。

 

「私たちは習慣に形作られています。優秀であるということ、卓越しているということは、ある1つの行為ではなく、習慣であるのです。」(アリストテレス)

 

この記事では、デザイナーとしてのあなたを改善する15の習慣についてご紹介したいと思います。

 

 

1.自分のためにデザイン目標を設定する

デザインは学ぶことができます。自主的に学び、練習することは、良いデザイナーとなる近道でしょう。そして、適切な目標を設定することによって、効率的にそれらを行うことは不可欠です。

 

・目標を優先させましょう。無限の機会と選択肢があります。この可能性の海で迷子になるのは簡単です。達成したいことを明確にし、行動計画を作成する必要があります。

・挑戦的な目標を設定しましょう。自分でチャレンジングな課題を作成することは、時間が限定されたプロジェクトでより効率的に作業するのに役立ちます。

 

目標を達成するのに役立つ、シンプルな4ステップのプロセスがあります。

  1. ①達成可能な目標を選択する
  2. ②各目標の締め切りを設定する
  3. ③締め切り日にカレンダー通知を作成する
  4. ④目標が達成されたときに報酬を与える

 

 

 

2.「アクティブリスニング(積極的傾聴法)」を練習する

成功したデザイナーにとって、学習は不可欠です。学習する最善の方法の1つは、聞くことです。リスニングは、「パッシブ」と「アクティブ」の2つの主要なカテゴリに分けられます。「パッシブ・リスニング」は、聞き手が慎重に聞かなくてもよい場合に起こるものです。丁寧に話を聞いているようなそぶりを見せるかもしれませんが、それはそういいったふりをしているだけのことも多いです。

 

「アクティブリスニング」は、聞き手が集中し、理解し、応答し、何が言われたかを覚えておくことを必要とする技術です。アクティブリスニングは、コミュニケーションを行うための重要な要素です。

 

よりアクティブな聞き手になるためのヒントをいくつか紹介します。

・話し手に話をさせてください。 自分が話すよりも聞くことに多くの時間を割きましょう。

・質問に質問で答えないでください。

・会話を支配しないでください。

・他人の話を終わらせないでください。

・話し手の話を、興味が無くても終わらせないでください。

・相手が話している間ではなく、話し終わった後でどう応えるかを考えましょう。

 

 

 

3.ストーリーテリングのスキルを身につける

コミュニケーションはデザインプロセスの最も重要な部分です。プロダクトに関して作業しているときは、何らかの形で意思決定を伝える必要があります。

 

「デザイナーを成功に導くのは、見た目の良い作品を創造する能力ではなく、効果的にコミュニケーションする能力です。」

 

考えを伝える最も良い方法の一つは、ストーリーを伝えることです。最高のデザインは、チームが製品を完成させた背後にある物語を本当に理解しているプロジェクトから生まれます。そのため、ストーリーテリングはUXデザイナーにとって不可欠なスキルです。ストーリーを伝えることで、オーディエンスを巻き込む良い機会になります。

 

ストーリーを伝えるのに役立つポイントがあります。

・ブランドのストーリーに没頭してください。あなたのデザインの対象について知識が不足しているときは、多くのアイデアや機会を逃しているということです。デザインを始める前に、可能な限り多くを学ぶことによってこのギャップを埋めてください。

・ストーリーボードを作成しましょう。ストーリーボードは、最終的にストーリーを表現するショットを表すイラストです。これは、デザイナーが自分のアイデアを提示するために使用できる強力なツールです。

 

 

 

4.専門用語の使用を避ける

ストーリーを伝える方法そのものが非常に重要です。専門用語ばかりを使用すると、悪い習慣が生まれます。あなたが言っていることを他の人が理解していないと、混乱や誤解が生じるのです。そして、この習慣はあなたのチーム内とユーザーとのコミュニケーションに悪影響を及ぼすことがあります。

 

・チームのメンバーとのコミュニケーション:一般の人はUXデザイナーが使用する技術用語を使用しません。そのため、UX仲間と話すときも、簡単な言葉を使用することを心掛けましょう。

・製品を説明するコピーに専門用語を使わない:デザイナーは、モックアップやプロトタイプで専門用語を使用することがよくあります。開発者がプロトタイプの段階から説明文に専門用語を使ってしまうと、ユーザーは意味がわからない用語でUIに苦労します。

 

クイックヒント:「Jargon jar」という簡単なツールは、専門用語の問題を解決するのに役立ちます。一緒に働いている人々があなたが使っている言葉を理解していないことに気がつくたびに、そのような言葉を書き留めて、瓶に入れてください。あなたは定期的に瓶にある単語を分析して、改善していくのです。

 

 

 

5.1つのアイデアに決して固執しない

多くのデザイナーは、心に浮かぶ最初のアイデアで解決しようとしています。アイデアが1つだけの場合は、それが良いか悪いかを判断するのは本当に難しいです。したがって、常にプロジェクトのためのいくつかのデザインアイデアを開発してください。

 

 

 

6.物事を完璧にするという衝動を叩き潰す

多くのデザイナーは完璧主義者です。完璧な製品を作ろうとすると、多くの時間とエネルギーが必要となります。これはしばしば期限を過ぎさせる原因となります。

 

「完了させること」は「完璧であること」より優れていることを覚えておいてください。だからこそ、期限に間に合わず言い訳をするのではなく、最低限の要件を満たすものを提出する方が良いのです。

 

 

 

7.スケッチを学ぶ

誰しもできるだけ早く完成形を作りたいと思っています。そのため、ペンと紙で構築する段階を飛ばし、デジタル上でプロトタイプを作るツールを使い始めてしまうのです。しかし、デジタルはしばしば創造性を制限します。UXデザインの基本ルールの1つは「ピクセルの前にペン」です。

 

ペンや紙を使ってアイデアを発想をしてからテストすると、時間が大幅に節約できます。そうしてコンピュータに切り替え、作業を続けるほうがはるかに簡単です。

 

また、デザイン上の問題はスケッチすることによって解決されることがよくあります。たとえば、ブレインストーミングでアイデアをスケッチで表現するのは、言葉を使って説明するよりもはるかに簡単です。

 

 

 

8.ノートを取る

ペンと紙はいつも手元にあるはずです。良いアイデアを思いついたら、記憶に頼るのではなくメモを取っておきましょう。人間の記憶はミスしやすいことを忘れないでください。メモ帳に素早くメモをするか、スケッチを書いてください。

 

 

 

9.作品をリサイクルする

過去にいくつかのUXプロジェクトを完成させたのであれば、それらのプロジェクトを通して多くの洞察とアイディアを生み出したでしょう。経験から得た洞察とアイデアはこれからも利用できる機会があるので、逃してはいけません。

 

・新しい問題を解決するために利用してください。

・ケーススタディとして利用し、ポートフォリオを更新してください。

・デザイン業界と共有しましょう(たとえば、経験した問題に関する記事を書くなど)。

 

 

 

10.もっとコラボする

チームと一緒に仕事をしているときは、可能な限りコラボレーションしてみてください。プロジェクトのあらゆる面でより多くの関わりを持ちましょう。他の人がプロジェクトに貢献するために何をしているのかを学びましょう。コラボレーションはUXデザイナーがスキルを向上させるための優れた方法です。

 

 

 

11.ユーザビリティテスト・セッションに参加する

ユーザーを理解することは、UXデザイナーの主な目標です。デザイナーの中には、ユーザーと分析データを使用して、ユーザーが製品とどのように対話するかを理解する人もいます。これらのツールは本当に役に立ちますが、ユーザーが製品とやりとりするのを実際に見る以上のものはありません。あなたの製品がどのように使われているのかを見る機会があれば、ユーザーが直面する問題をより深く理解することができます。

 

 

 

12.日常的にインスピレーションを受ける

デザイナーはインスピレーションを必要とします。インスピレーションを見つけるには多くの方法があります。ここでは2つのヒントを共有しておきましょう。

 

・作業とインスピレーションの適切なバランスを見つけましょう。そして、簡単な80%ルールに従ってください。作業に80%、インスピレーションに20%を費やすのです。

・UI / UXに制限しないでください。他のクリエイティブな活動にも参加しましょう。行ったことのない場所に旅行したり、写真を撮ったり、音楽を聴いたり作ったり、ライティングスキルを上げる訓練をしたりするのです。

 

個人的な意見:私は多くのインスピレーションが広告から得られると信じています。広告は、説得力のあるデザインを作成するのに役立つアナロジー、メタファー、その他のテクニックをデザイナーに教えてくれます。

 

 

 

13.建設的な批判を歓迎する

私たちの多くは、仕事を批判されることを恐れています。多くの時間と労力を注ぎ込んだ仕事について、欠点を指摘されるのはストレスかもしれません。しかし、自分の仕事を批判的に見ることは重要です。なぜなら、デザイナーはユーザーのために仕事をしているのであって、決して自分のためではないからです。

 

事がうまく運んだ時よりも、間違いを犯した時の方が多くのことを学べることを忘れないでください。フィードバックと建設的な批評を得ることは楽しいことではありませんが、スキルを向上させ自分自身をより良いデザイナーにする唯一の方法です。

 

「批判は気持ちの良いものではないが、必要なことである。体のどこかに不具合があると痛みを発して知らせるように、批判もまたそこに不具合があることを知らしめてくれる」――ウィンストン・チャーチル

 

ヒントをいくつか紹介します。

・批評をフィルタリングする方法を学びましょう。批評の中には事実や所見よりもむしろ個人的な意見に基づいているものがあります。

・正直なフィードバックを求めてください。本当に思っていることをを共有してもらうようにしてください。

・フィードバックを定期的に求めてください。

・デザイン業界だけに閉じこもらないでください。他の分野の人々からも学ぶのです。

 

 

 

14.他の人のデザインに批判を

他人を批評をすることは、あなたのデザイナーとしてのスキルを向上させるためにも重要です。

 

・良い質問をしましょう。素晴らしい質問をしたり、洞察を深めたり、解決策を生み出す能力は、デザイナーにとって貴重なものです。

・事実に基づいていないアドバイスをするのは避けてください。意見を表明するなら準備をしっかりとしてください。デザインのやり直しが必要になるようなアドバイスをしなければならないなら、それを証明するためのデータを用意してください。データがなければ、個人的な意見を言いたいだけの人になってしまいます。

 

 

 

15.休憩を取る

常に一生懸命働くことが成長につながるわけではありません。過度のストレスによって引き起こされる感情的、肉体的、精神的な疲労の状態である燃え尽き症候群に陥ってしまうことになりかねません。

 

壁にぶち当たることもあります。行き詰ってしまったら、やみくもに何とかしようと思わないでください。少しの間、PCから離れましょう。散歩をして新鮮な空気を吸うのです。

 

毎日の休憩ぐらいでは事がうまく運ばないような状況であれば、仕事自体から少し距離を置いて、状況をより大局的に見るようにしましょう。すべてのデジタルデバイスをオフにし、人生を楽しみましょう。

 

 

 

結論

生まれつき素晴らしいデザイナーなどいません。デザイナーは、成果を積み重ねてデザイナーになっていくのです。どれほど経験を積んでいても、改善を繰り返して、より良い仕事をしていくのです。

 

 

 

※本記事は15 Simple Habits That Will Help You Become a Better UX Designerを翻訳・再構成したものです。

 

 

 

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