今、モバイルやタブレットからのウェブサイトへのアクセスがデスクトップからのアクセスよりも多くなっています。
モバイル・ユーザーのために、ウェブサイトをレスポンシブにするべきです。
大規模なレスポンシブサイトを再設計する方法について見ていきましょう。
前提条件をまとめる
実際にウェブサイトの再設計に取り掛かる前に、全体的なゴール、作業範囲、予算や時間などの制限事項を理解することが重要です。
例としては、全ページの概要と機能を詳細にまとめたドキュメントを生成したりすることです。
このドキュメントにより、中核となるユーザーの動きを確認し、ウェブサイトの広がりに関する明確なアイディアを得ることができます。
プロトタイピング
プロトタイピングを2段階に分けて実施しましょう。
第1段階ではコンセプト・スケッチを、スクリーンサイズのシンプルなワイヤーフレーム・プロトタイプに起こします。
また、この段階で、関係者からのフィードバックを集めましょう。
そして、第2段階としてナビゲーションやテンプレートを使用したコンテンツのデザイン、アニメーションを定義したより詳細なプロトタイプを作成します。
テストの実施と承認
デザインが有効であることを確めるために、そして関係者からの承認を得るためにテストは必須です。
異なるデバイス、異なるブラウザ、また異なるメンバーシップ・レベルによりテストを行い、複雑なコンテンツが正しく表示されるかを確かめましょう。
そして、テンプレートを段階的にリリースし、分析結果やフィードバックを注意深く考察、改善を行っていくのがよいでしょう。
将来への投資
レスポンシブデザインの製作は、多くのゴールをを達成させてくれます。
例えば、関係者からの信頼の獲得、テンプレートの将来性の確立、グループメンバーの知識の獲得などです。
レスポンシブサイトの設計は、今の流れの中のプロセスの第1歩です。
何が重要な要素で、クライアントが何を達成しようとしているのか、そしてユーザーにとって何がメリットなのかを考慮しましょう。
※本稿は「How Data and User Analytics Influence UX Design」を翻訳・再編集したものです。