シェフがお気に入りの料理道具を持っているように、デザイナーもツールを選びます。
今回はクリエイティブな仕事の進め方を向上させ、さらに仕事を助けてくれるツール選びのコツをご紹介します。
まずはスタンダードを持たないといけない
PCやLinux ComputerでGimpなどの一般的でないソフトウェアを完璧に操作している方もいるでしょう。しかし、業界のスタンダードとなっているシステムを使ってクライアントや他のデザイナーとコミュニケーションできるというベネフィットは否めませんよね。
スタンダードでない自分だけの特異なシステムを使うより、勝るかもしれません。
私は以前、アンチMacの同僚の間で一人だけMacを使用していました。もし同僚やクライアントがあなたの使うツールに対し反対であれば、苦情やらお説教やらネガティブな反応がくることもお忘れなく。
周りの常識を超えて
Adobeの代わりになるソフトウエアはいくつもあり、実際にプロのデザイナーも使っています。無料でオープンソースのものから、ウェブベースのものまで。
よく外出する方にはウェブベースが便利かもしれませんし、慣れたインターフェイスを使うことで10倍のスピードで仕事ができるかもしれません。自分にとって何が優先事項かを考えてソフトウェアのリサーチをしましょう。
デジタルから遠ざかる
コンピューターは一番早くて最も効率の良い手段でしょうが、たまにはそんなスピードや効率を求めていないこともありますよね。もしかしてコンピューター上でない方が上手くできるかもしれません。何十億のピクセルでできた画面を見続けると、目が疲れるだけでなく、クリエイティビティを失うことさえあります。紙などのデジタルでないツールを使うのも一つの手段です。
自分の武器を選ぶ
自分にぴったりのツールを選ぶのは、とても個人的なプロセスになります。紙とハサミを使ってデザインができるならそうすべきですし、とにかくいろいろな方法を試して何が自分にとってのスタンダードになるか見つけましょう。
いかがでしたか?自分にぴったりのツールを見つけるのは大変ですが、見つけてしまえばそれは一生モノとなるかもしれませんよ。
※本稿は 「The Personal Process of Choosing the Right Design Tool」を翻訳・再編集したものです。