UXは進化し続けており、デザイナーは常に革新的なアイディアを探しています。本記事では、物議をかもしている4つのUXの例を見ていきます。
1.ユーザー調査はもはや関係ない?
UXとは、価値のある素晴らしい体験を提供し、ユーザーの満足度を高めるためのものです。
ユーザー調査を行うことで、ユーザーが本当に何を欲しているかを見極めます。そのユーザー調査が何故、必要なくなってきていると言えるのでしょうか。
スティーブ・ジョブズは、「ユーザーは、何を本当に欲しているかを知らない」から、自身や自身のチームが思った通りにデザインをしよう、と言いました。彼はユーザー調査に関する知識がなかったのでしょうか?いいえ、誰もそうは思いません。
しかし、私たち全員がスティーブ・ジョブズにはなれません。一般的に、ユーザー調査はまだUXをデザインするために有効と言えます。
2.ポップアップ
視界を遮り思考を邪魔するもの、それが多くのポップアップであり、多くのユーザーをイラつかせています。しかしながら、未だに多くのデザイナーがポップアップを使い続けています。何故でしょうか。
デザイナーにとって、ポップアップはユーザーに直接的な方法でサイトのコンテンツ情報を伝える手段でもあるからです。また、ユーザーにとっても有益である場合もあります。例えばコーナーポップアップなどは、あまりユーザーの邪魔にならず、使い勝手が良いでしょう。
3.ミニマリズムは過大評価されている
ミニマリズムはダウンロードのスピードを速めたり、分かりやすいナビゲーション、重要な情報の明確さなど、ユーザーを混乱させないといった面で優れています。
しかし一方でミニマリズムが過大評価されているという意見もあります。なぜなら、確かに見やすい一方、重要な情報を欠いている可能性や、ウェブサイト自体が希薄で安っぽく見えてしまう可能性があるからです。
4.ハンバーガーメニュー
シンプルでスペースを取らないハンバーガーメニューは、モバイルサイトのためには理想的です。では何が問題なにでしょうか。
ハンバーガーがスペースをセーブしすぎていることです。つまり、項目を隠してしまっているとも言えることです。そろそろ、他のナビゲーションパターンを採用していく時期ではないでしょうか。
※本稿は 「4 UX controversies that just won’t die」を翻訳・再編集したものです。