「お酒に強い女性って実際どのくらいいるの?」「酒豪女子は周りからどう見られている?」——そんな疑問に答えるデータとして、本記事では創作料理居酒屋「くいもの屋 わん」の調査プロジェクト「わん女総研」が20〜30代の男女約5,200名を対象に実施した「女性の飲酒意向と動向」調査の結果を紹介します。調査では約半数の女性が「周りより飲める」と自覚し、8割超が「お酒が好き」と回答するなど、興味深い結果が出ています。
ただし、お酒に強いことと健康への影響は別の話です。厚生労働省は「節度ある適度な飲酒」の目安を1日平均純アルコール約20g程度(女性はより少なく)としており、2024年には「健康に配慮した飲酒に関するガイドライン」も公表されています。本記事の後半では、飲める人ほど知っておきたい飲酒量の目安と健康リスクもあわせて解説します(2026年6月時点の情報です)。
「酒豪女子」とは?お酒に強い女性が注目される背景
「酒豪女子」とは、お酒に強く、飲み会などで飲みっぷりのいい女性を指す俗称です。女子会や宅飲み文化の広がり、缶チューハイ・ハイボールなど女性向けRTD飲料の充実もあり、女性が日常的にお酒を楽しむこと自体は珍しくなくなりました。
では、実際に女性はどのくらいの頻度・量でお酒を飲んでいるのでしょうか。「くいもの屋 わん」(運営:株式会社大泉フーズ系列のブランドとして現在も全国展開中)が立ち上げた「わん女総研」の調査結果を見ていきましょう。なお、本調査は2016年に実施されたものです。当時のデータとしてご覧ください。
約5,200名調査でわかった女性の飲酒実態(わん女総研・2016年)
「一人で家飲み」経験は過半数。日常的に飲む女性は多い
まず20〜30代女性を対象に、自身の飲酒頻度や飲酒量について調査した結果です。頻度や量に差はあれど、多くの女性が日常的にお酒を嗜んでいることが分かりました。
- 飲酒頻度は「1ヶ月に2〜4度程度」が最多で全体の約4割
- 「1週間に2度以上〜毎日」飲む女性も約4割
- 1回の飲酒量は「3〜4ドリンク」が最多
- 「自宅で一人で飲む」経験者は過半数(55%)
家飲み需要を女性が牽引している様子がうかがえる結果です。
約半数の女性が「周りよりも飲める」と自覚
女性の飲酒意向についての調査では、8割強(81%)の女性が「お酒が好き」と回答。さらに約半数(47%)の女性が、自分のことを「お酒が強い(周りよりも飲める)」と思っていることが明らかになりました。お酒好きを公言し、強さに自信を持つ女性は決して少数派ではないようです。
お酒に強いことは恋愛・人間関係でどう見られる?
調査では「飲みっぷりがいい女性」を支持する声が多数
同調査では、女性の飲酒と恋愛の関係についても聞いています。
- 約半数(48.5%)の女性が「お酒を飲めることが恋愛においてプラスに働いた経験がある」と回答
- 気になる異性の前で「酔ったふりをしたことがある」女性は2割弱(17.4%)にとどまる
また、20〜30代男性に「酒豪だと思う女性の飲酒量」を聞いたところ、「5〜6ドリンク」が4割弱で最多。さらに「飲みっぷりがいい女性」と「飲めない女性」のどちらが恋愛対象として好みか聞いた質問では、8割超(81.4%)の男性が「飲みっぷりがいい女性」を支持するという結果になりました。

ただし、これはあくまで2016年の一調査における回答傾向です。お酒の好みや価値観は人それぞれであり、「飲めるほうが好印象だから」と無理に飲む必要はまったくありません。飲めない人にお酒を勧める行為(アルコールハラスメント)が社会問題として認識されている現在では、むしろ「自分の適量を知って楽しく飲める人」が一番好印象と言えるでしょう。
調査概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 調査対象 | 20〜30代(20〜39歳)のCLUB-OF会員の男女 |
| サンプル数 | 5,198名(男性:2,473名/女性:2,725名) |
| 調査期間 | 2016年10月14日(金)〜20日(木) |
| 調査エリア | 全国 |
| 調査方法 | インターネット調査(わん女総研調べ) |
※記事初出時に紹介していた「くいもの屋わん銀座店」の酒豪女子向けキャンペーンは2016年11月時点のものです。現在は実施されていない可能性が高いため、最新の店舗・キャンペーン情報は公式サイトでご確認ください。
「お酒に強い」は安心材料ではない——知っておきたい飲酒量の目安
ここからが本記事でもっとも大切なポイントです。お酒に強い人ほど飲酒量が増えやすく、自覚のないまま健康リスクを抱えがちです。「酔わないから大丈夫」とは言えません。アルコールの分解が速くても、肝臓やその他の臓器への負担、生活習慣病やがんのリスクは飲んだ純アルコール量に応じて高まるとされています。
厚生労働省が示す「節度ある適度な飲酒」の目安
厚生労働省は「健康日本21」において、「節度ある適度な飲酒」の目安を1日平均純アルコールで約20g程度としています。さらに重要なのは、女性は男性よりも少ない量が適当とされている点です。一般に女性は体内の水分量が少なく、同じ量を飲んでも血中アルコール濃度が高くなりやすいため、アルコールの影響を受けやすいと考えられています。
また、2024年2月には厚生労働省から「健康に配慮した飲酒に関するガイドライン」が公表され、生活習慣病のリスクを高める飲酒量として「1日あたり純アルコール男性40g以上、女性20g以上」という水準が示されました。お酒に強い・弱いにかかわらず、純アルコール量で自分の飲酒を把握することが推奨されています。詳細は厚生労働省の公式ページでご確認ください。
純アルコール20gの早見表
純アルコール量は「飲んだ量(ml)×アルコール度数÷100×0.8」で計算できます。およそ20gに相当する量の目安は次のとおりです。
| お酒の種類 | 度数の目安 | 純アルコール約20gに相当する量 |
|---|---|---|
| ビール | 5% | 中瓶・ロング缶1本(500ml) |
| 缶チューハイ | 7% | 350ml缶1本(約20g) |
| 日本酒 | 15% | 1合(180ml)でやや超過(約22g) |
| ワイン | 12% | グラス約2杯(200ml) |
| ウイスキー | 43% | ダブル1杯(60ml) |
調査で「酒豪認定ライン」とされた5〜6ドリンクは、この目安を大きく超える量です。飲み会の場では、水(チェイサー)を挟む、空腹で飲まない、週に飲まない日(休肝日)を作るなど、体への負担を減らす工夫を意識しましょう。妊娠中・授乳中の方、体質的にお酒を受け付けない方は飲酒を避けてください。
よくある質問(FAQ)
Q. お酒の強さは生まれつき決まっているのですか?
A. アルコールの分解に関わる酵素(ALDH2など)の働きは遺伝的に決まる部分が大きいとされています。「飲んでいるうちに鍛えられて強くなる」と感じるのは慣れによる部分が大きく、分解能力そのものが上がるわけではないと考えられています。体質的に飲めない人が無理をするのは危険です。
Q. 顔が赤くならないタイプなら、たくさん飲んでも大丈夫?
A. いいえ。顔が赤くならない(お酒に強い)タイプの人でも、純アルコール量に応じた健康リスクは積み重なります。むしろ強い人は飲酒量が増えやすいため、アルコール依存や生活習慣病のリスクに注意が必要です。厚生労働省の目安(1日約20g程度・女性はより少なく)を意識しましょう。
Q. 二日酔い対策サプリを飲めば、飲みすぎても平気ですか?
A. いいえ。サプリメントはあくまで補助的なものであり、飲みすぎによる健康リスクをなくすものではありません。効果の感じ方には個人差があり、製品の販売状況や内容は時期により変わるため、利用する場合は公式サイトで最新情報を確認したうえで、適量飲酒とセットで取り入れるのが前提です。
Q. 記事中の調査やキャンペーンの情報は今も有効ですか?
A. 調査データは2016年実施のもので、当時の傾向を示す参考情報です。「くいもの屋 わん」は2026年6月時点でも全国に店舗を展開していますが、記事初出時のキャンペーンは終了していると考えられます。最新の店舗情報・キャンペーンは公式サイトをご確認ください。
まとめ:酒豪女子も「適量」が一番の好印象
2016年の調査では、約半数の女性が「周りより飲める」と自覚し、飲みっぷりのいい女性が好印象という結果が出ていました。お酒の場を楽しめることは、人間関係において今もプラスに働く場面があるでしょう。
一方で、お酒に強いことは健康面の安心材料にはなりません。厚生労働省が示す「節度ある適度な飲酒」は1日平均純アルコール約20g程度(女性はより少なく)が目安です。自分の適量を知り、休肝日や水分補給を取り入れながら、長くお酒と上手に付き合っていきましょう。飲酒は20歳になってから。飲みすぎ・一気飲み・飲酒の強要は絶対に避けてください。








