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パーソナライズとカスタマイズの違いとは!ふたつの重要ウェブ開発用語を解説

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現代のウェブ開発において、カスタマイズとパーソナライズは頻繁に語られるようになっています。この2つの用語は区別なく使われることが多いのですが、実はきちんと違いのある用語です。カスタマイズとパーソナライズは目的は同じでも、そこに至るまでのプロセスが異なるのです。今回はその違いについてご紹介します。

 

 

 

カスタマイズとは?

カスタマイズはユーザーによって行われます。アプリやサービスのレイアウトや機能を変更することでユーザーが求めるものに近づけるのがカスタマイズです。

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カスタマイズはユーザーに変更を可能にし、体験を向上させます。ユーザーにより求めるものは少しずつ異なります。カスタマイズはユーザー自身が求めるゴールがわかっているとうまく働きやすいという特徴があります。

 

 

 

カスタマイズの例

ユーザーが見たいものを選択したり、管理や表示を変更することができます。

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Facebookではユーザーが最も気に入ったコンテンツを選ぶことができます。また友達やページごとに通知を制御することが可能です。

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パーソナライズとは?

パーソナライズは使用されるアプリによって行われます。アプリはユーザーにコンテンツ、体験、機能を届けユーザーのニーズを満たします。たとえばアマゾンは顧客の購入履歴からそのユーザーに向けた特別なオファーを生成します。

 

 

パーソナライズはユーザーとのつながりを構築するのに欠かせない要素となってきています。パーソナライズの目的は特定のユーザーの好みに合ったコンテンツや機能を「ユーザーに作業させることなく」提供することです。

 

 

 

パーソナライズの例

Netflixは視聴データを注意深く活用して特別なおすすめを生成しています。Netflixによれば、視聴数の75%はこのおすすめ通知からきているのだそうです。

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Foursquareはユーザーの居場所を利用して体験をパーソナライズしています。

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Spotifyはランナー向けにパーソナライズを利用しています。曲のリズムを分析し、走るテンポに合うような曲をおすすめしてくれます。

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これまでは個別の体験を提供するにはカスタマイズに頼ってきました。

しかしカスタマイズはユーザーにとって敷居が高く、全体の5%以下のユーザーしかカスタマイズをしていないというデータもあります。そのため状況が変わり、今ではパーソナライズが主流になっています。ユーザーのことをしっかりと理解し、ユーザーが求める体験を提供できるよう両面から検討を行ってください。

 

 

 

 

 

※本記事は、The Difference Between Customization and Personalizationを翻訳・再構成したものです。

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